《中国コスメ正直レビュー第9弾 : ツヤリップ選手権》
今回購入したのは、中国コスメブランドの中でも比較的有名なツヤ系リップ3本と、ツヤからマットに変化するリップ1本です。
(右から、colorkey #B705 焦糖奶茶、Uhue #BM03 通感、ukiss #W01 玫瑰豆沙、pinkbear #L320 玫瑰茶冻)
そして本記事でレビューするのは、ツヤ系リップ3本です。
さらに、自身のパーソナルカラー「ブルベ冬/夏」の優勝リップだと言われている「rom& Glasting water tint #06 figfig フィグフィグ」に似ている色を選んでみました。
・中国コスメのツヤリップが欲しい人
・中国コスメのブルベ向けリップが欲しい人
・日本未上陸ブランドpinkbear、Uhueの使い心地が知りたい人
以上のような方には参考になる記事かと思います。
また、以前購入した中国で有名なツヤ系リップとの比較もしているので、気になる方は最後までご覧ください!
colorkey、Uhue、pinkbearの選定理由
今回、選定に際して決めていた条件は以下の4つです。
・中国で人気(SNSで頻繁に紹介されている、淘宝レビュー数が多い、など)
・中国のインフルエンサーが2021年のベスコスとして紹介
・欲しい色が存在する(「rom& Glasting water tint #06 figfig フィグフィグ」に似ている色)
・色持ちがいい
LEEMEMBER 、黑兔、perfect diary、formomy, into youなども候補に上がりましたが、売り切れや欲しい色がないなどの理由から、今回の3つのブランドに絞りました。
ちなみに、#06 figfig は无花果豆沙色と表現されることが多く、今回選んだ3色については以下のように書かれていました。
colorkey #B705 焦糖奶茶は豆沙色
Uhue #BM03 通感は玫瑰豆沙色,葡萄玫瑰色
pinkbear #L320 玫瑰茶冻は豆沙色,紫玫瑰豆沙色,玫瑰色
(中国コスメブランドのブルベリップを買うときには、玫瑰色や豆沙色といったキーワードで調べると良さそうです)
colorkey「空气唇釉镜光系列 / シャインミラーリップティント」
最近では日本のSNSでも見かけるようになってきたcolorkey。
シャインミラーリップティントは、中国国内で累計販売数1078万本という驚異的な人気を誇るツヤ系ティントです。
特徴・ポイント
・豊富な色展開
・ガラスのような光沢感
・美容オイルを含んでおり、時間が経っても潤い続ける
・色持ちが良い
colorkeyのリップは細長いフォルムが特徴的ですが、アプリケーターがとても小さいことも、珍しい特徴かと思います。
価格・購入できる場所
値段:69元(約1362円)
日本では、1290円〜1980円で販売
ECサイト: 各種サイト
・Cosmedeli
COLORKEY カラーキー Airy Lip Mirror Series シャインミラーティントcosme-deli.shop
・楽天
【COLORKEY 公式】ツヤ リップ グロス シャインミラー リップティント ティント ぷるぷる グロス キラキラ リップ 落ちない 人気 色長持ち つかない 口紅 保湿 高発色
・Qoo10
[Qoo10] COLORKEY : 「国内発送」SNS話題!シャインミラーリ : ポイントメイク
実店舗だと、LOFTやドン・キホーテで確認済みです。
ECについては、cosmedeliさんの自社サイトとQoo10内の店舗が、日本におけるcolorkey公式取扱サイトだと思います。その場合、カラバリは6色のみで、価格は1980円です。
一方で楽天とamazonにある「colorkey公式」という店舗では、中国国内と同様に20色展開で、価格は1290円前後となっています。しかし、この店舗が果たして本当にcolorkey公式なのか、直接許可を取って販売しているのかどうかも分かりません。
私はタオバオの公式ショップで購入しました。
スウォッチ: #B705 焦糖奶茶(モーブピンクルージュ)
今回購入したのは、こちらの焦糖奶茶(キャラメルミルクティー)というお色です。
日本では、「モーブピンクルージュ」というカラー名に変更されているみたいです。
最初は日本版のカラー名に違和感がありましたが、本体を実際に使ってみてから、「日本の公式代理店(多分cosmedeliさん)はカラー名を変更して大正解!」と思いました(笑)
なぜならば...元の唇の色次第で赤紫みが割と濃く出るリップだからです。
今回購入した3色の中では確かにブラウンみを感じますが、モーブピンクさも割と強いです。
↑こちら
中国のカラー名「キャラメルミルクティー」と聞いてモーブピンクを想像する人ってあまりいないと思うのですが、私だけでしょうか?😂
そもそもcolorkeyの公式写真は、肌を白く加工しすぎだと思います。
本来のリップの色がわかりづらいので、なんとかして欲しい。(急に愚痴る人)
唇はベージュピンクっぽい...?(※肌質は加工していますが、肌色は変えていません)
腕だとレッドブラウンみが分かりますが、唇だと分かりづらいですよね。
唇の場合、もう少し時間が経つと、ほんの少し赤茶紫みが増した色に変化しました。
私の顔だと一度塗りでは若干パンチが弱い気がしたので、二度塗りしています。
また、今回買った3本のなかで最もfigfigに近い色だと思います。
実際に使ってみた感想
①香り:駄菓子の花束キャンディのいちご味の匂い
唇に乗せて不快になる程強い人工的な匂いではありませんが、とても甘い匂いがします。
judydollの「velvet matte lip gloss」と同じような匂いです。
《中国コスメ》第1回リップ選手権!正直レビューpart6 - モチベはアイドル
②塗り心地:とても良い
ッンマッンマした時もムラにならずに広がりますし、適当に2度塗りしても綺麗に仕上がります。また、アプリケーターが小さいのでとても塗りやすいです!
③色持ち:普通
塗布から1時間後にラーメンを食べたところ、見事に色が落ちました。
水分補給のみなら5時間くらいは色が残りました。(ただし上下が擦れる影響で、時間が経つと若干剥げている部分もあった)
色持ちは普通に感じられました。原因は、3本の中では彩度が低めだからかも?!
おそらく色によっては、もっとカラーステイ力を実感できると思います。
④経過:保湿感あり◎ 使い心地良し
ティントリップの中でも、乾燥しない方だと思います。
うがいをすると一気に色が消えたので、塗り直ししづらい状況下での飲食は要注意です。
⑤全体の感想:万人が扱いやすいティントリップで、バカ売れしたのも頷ける質となっています。一本買ってみる価値はあると思います!ただ、カラーステイ力は濃い色の方が分かりやすい気がします。
Uhue 「Glasting Water Gloss」
近年、パッケージの可愛さやリップの色持ちの良さなどで話題になったUhue。
インフルエンサーのベスコスにはマットシリーズの方が選ばれていましたが、個人の好みでツヤシリーズの方を買ってみることにしました。
個人的な理解では、なんと言っても色味の絶妙さが特徴のブランドだと思っています。
特徴・ポイント
・「ツヤうる+絶妙な色」で色っぽさを演出
・ 乾燥しづらいティント
・ 色持ちがいい(口コミ情報)
アプリケーターはごく普通の平らなもので、ワシャワシャ系ブラシでした。
しなりはかなりある方です。
値段・買える場所
値段:69元(約1362円)
EC:淘宝
日本のECサイト、実店舗では現在販売されていません。
気になる方は淘宝で個人輸入してみてください。
スウォッチ:#BM03 通感
今回購入したのは、「#BM03 通感」。
纯欲=おフェロな雰囲気を醸し出すお色のリップです。
SNS等の口コミには「あずき色」と書いてありましたが、確かに公式写真からも小豆の紫みを感じますね。
画像には肌色を選ばないと書いてありますが、果たして...?
一度塗りで、このツヤと発色〜!
腕だと赤みを感じますが、唇に乗せるとやはり紫みが出る色です。
実際は、写真の10倍くらい紫に発色しています(笑)
一見すると次で紹介するpinkbearとそっくりですが、こちらはもっと落ち着いたトーンです。
唇に塗ると肌がトーンアップして見えるリップってあると思うのですが、このリップにその効果はありませんでした。割と暗い色なので、唇に塗るとむしろ肌色が少しだけ暗くなる感じがしました。(少〜しだけグレーみを感じるからかな?)
とはいえ、青みはしっかり出るのでブルベで暗い色が似合う人には合う気がします。
実際に使ってみた感想
①香り:フルーツ系
rom&の「juicy lasting tint」とほぼ同じですが、少しだけ甘め。
②塗り心地:良い
塗り心地もrom&の「juicy lasting tint」とほぼ同じです!
一度塗りでしっかりと色がつく伸びと発色の良さが魅力ですが、少〜しだけムラになりやすいので要注意。
③色持ち:普通〜良い
2〜3時間は塗りたての色のまま保たれましたが、コーヒーを飲んだ後は上唇の内側が若干剥げました。一方で、飲食一切なしで7時間過ごした時は、唇に膜がしっかりとできたまま色もキープされました。
#BM03が濃いめ色ということもあり、リップ自体のカラーステイ力が強いかどうかについては他の色との比較検証が必要そうですが、それでもかなりいい方ではないかと思います。
(私にとって重要なのは「飲食有りで色持ちがいい」ことですが...)
④経過:若干乾燥するけれど、許容範囲
ツヤ系リップの宿命だとは思いますが、光沢感は割とすぐ消えます(笑)
ですが、しっかり成膜するので、液体が唇の上で汚くダマになることはありません。
長時間経って乾燥すると、しっかりと作られていた膜が割れて「カピカピ感」が多少出ますが、後で紹介するpinkbearよりはマシです。
⑤全体の感想:これはもう、ほとんどrom&の「juicy lasting tint」 と「glasting water tint」のハイブリッドリップです。(え?)
塗り心地や液体は 「juicy lasting tint」 ですが、仕上がりは「glasting water tint」に似ています。「glasting water tint」の匂いのキツさやテクスチャー、色が嫌な人には代替品として使えるかも。
pinkbear「Dazzle Light Liquid Tint (琉光镜面水唇釉)」
perfect diaryと同じ会社のコスメブランドである「pinkbear皮可熊」
一時期「小紅書RED」で話題になっており、インフルエンサーの2021年ベスコスにも度々登場していました。また現在、淘宝の「Dazzle Light Liquid Tint (琉光镜面水唇釉)」のレビュー数は40万件越えです。
特徴・ポイント
・別名「布丁唇釉(プリンティント)」!強いプルプル感と透明感のある仕上がり
・独自の成膜技術とカラーステイ力
・潤い成分配合だけどベタつかない
・重ねるほどに色が変化
アプリケーターはつくし系でした。もしゃもしゃした毛はついていません。
しなりは弱いほうだと思います。
値段・買える場所
値段:59元(約1165円)
ECサイト:Qoo10
[Qoo10] PINK BEAR : プリンミラーウォーターグロスリップグロス : ポイントメイク
こちらも先ほどのUhueと同様、日本未上陸の中国コスメなため、国内ECサイト・実店舗では購入できません。Qoo10で販売している店舗を見つけましたが、公式ショップではないので購入の際は自己判断でお願いします。
気になる方は淘宝で個人輸入してみてください。
スウォッチ:#L320 玫瑰茶冻
購入したのは「#L320 玫瑰茶冻(ローズティーゼリー)」
紹介文には色白の人向けと書いてあります。
私は色白じゃないけど大丈夫かな..と一抹の不安を感じながらも購入してみました。笑
見てください、このつやつや感!!✨
青みがかなり強めで、塗り重ねるほどにその青みは増していきます。
こちらのリップは先ほどのuhueと比べて、肌が白くトーンアップしているように感じられました。(久しぶりに出会った、肌色白見えリップ!!)
ちょっと青みが強すぎる気もするけど、これくらいパンチのある色の方がクールウィンターの私には合っているのかも?!
ブルベ冬・夏クールの方は挑戦してみてもいいかもしれません。
実際に使ってみた感想
①香り:マニキュア系の匂い
シンナーのような匂いがとても強く、以前レビューしたsora clubのグロスとそっくりな匂いでした。匂いに敏感な方にはおすすめしません。私は苦手な匂いでした。
《中国コスメ》中国コスメ正直レビュー第4段 - モチベはアイドル
②塗り心地:普通
テクスチャーはrom&の「juicy lasting tint」に似ているのですが、こちらの方がもう少しだけねとっとしています。
また、何も考えずに2度塗りやンマッンマをするとムラになりやすいです。
コツとしては、一度塗りで薄ーく全体に塗った後、少し時間を置いてから中心のみに2度塗りをするととても綺麗に仕上がります。
縁取りと均等に伸ばすことを意識するならば、一度塗りでも十分な発色です。
③色持ち:普通〜良い
ティッシュオフなしだとツヤ感は1時間以上キープされます。
ティッシュオフした場合、ツヤと共に色も少し薄くなります。
その後2~3時間マスクをつけて過ごしましたが、マスクに色移りはありませんでした。
唇の内側の色が剥げていましたが、色素は残っていたので色持ちは普通だと思います。
その後パスタを食べたら、流石に残っていた色素も消えました。笑
↑ティッシュオフ1回
④経過:若干乾燥しやすい...?
公式的には「ベタつかない」と書いてありますが、ッンマッンマッしたときのペタペタ感はある方だと思います。
また、重ねれば重ねるほど色が濃くなるタイプのティントです。
それはよしとして、成膜能力が弱めなのか、2度塗りした場合の落ち方があまり綺麗ではありませんでした。(遠目で見た時はあんまり気にならない)
特に、3時間程経つと徐々に乾燥し、唇の皺に液体が溜まってくるので気になります。
⑤全体の感想:塗り立ての仕上がりや色はダントツで可愛いけれど、扱い慣れるまでに時間がかかるリップだと思います。神経を使わないと綺麗な見た目に仕上げることができません。笑
以前紹介したjoocyeeの「glazed lip gloss」に仕上がりと扱いづらさが似ていると感じました。逆にいうと、使い慣れれば本領発揮できそうです。
まとめ
今回購入した3本だけで比較したまとめは以下のようになります!
使い心地の良さ:colorkey
色と見た目の良さ: pinkbear
色持ちの良さ: 僅差でUhueの勝利
uhueやpinkbearについては小紅書の大々的な広告に釣られて買った人が多いのではないかと思います。自分自身もその中の1人で、かなり期待していたからこそ多少の落胆はありました。
「あれ、なんか使いづらいな...」という...笑
総合的にみて最悪というほど悪くはないけど、期待は超えてこなかったな、という印象でした。もしリピートするとしたら、とにかく使いやすいcolorkeyかなと思います。
おまけ:中国コスメ・ツヤリップ選手権
マットリップが苦手で万年ツヤリップ愛用者の私が、今まで集めてきた中国コスメのツヤリップを塗り比べてみました。
残念ながらHedoneとchioture、perfect diaryは実家にあるので不参加です。
それ以外の6本は中国コスメの中でも話題になったことがあるリップかと思います!
(judydollとzeeseaは少し古いシリーズかもしれません。ごめんなさい!)
上から、
Uhue #BM03 通感
pinkbear #L320 玫瑰茶冻
colorkey #705 焦糖奶茶
joocyee #03 多肉西柚红
judydoll #210
zeesea #726 烂番茄色
スウォッチ
上4つのテクスチャーはかなり似ており、どれもrom & juicy lasting tintっぽさがあります。
しかし仕上がりには少し違いがあります。
joocyeeとpinkbear、Uhueは、飴玉っぽさ(若干ムラになりやすさ)があり、colorkeyはムラになりにくいです。
judydollの仕上がりも飴玉っぽいですが、もっと膜を張っている感が強く出るティントで、成膜する過程で触れると汚く剥がれる印象です。唇に乗せた時のペタペタ感も一番強いです。
zeeseaはウォーターティント感が強く、唇にインクが染み込んでいくような感覚があります。
どれも綺麗〜に色が取れてしまっています(笑)
こちらはティッシュオフ2回後、少し擦った状態の腕です。
分かりやすいようにと、rom&「 juicy lasting tint #18 mulled peach」とリップモンスター #12も追加してみました。
こう見ると、Uhueとzeeseaの色残りがかなり強いです。
粘膜カラーの割には、colorkeyも色残りしている方かと思います。
結果発表
元々の色の差などもあるので一概には言えませんが、総合的な好みでいうと優勝はjoocyee、zeeseaです!
zeeseaの色持ちと仕上がり、使いやすさに、joocyeeの香りとテクスチャーが合わさったら最高だと思います(笑)
以上がツヤ系リップ選手権になります!
この記事が中国コスメオタクの方々の参考になったら幸いです!
※公式写真はタオバオから借用しました。