テストが終わったのは6月24日のこと。
テスト後友達と会う約束が詰まっていたので28日からの旅行となった。今回の旅行も1人。
元々のスケジュールは武漢→重慶→成都→雲南→貴州→上海のつもりだったが、
どうしても外せない用事が出来てしまったので、現地の友達と会う約束をしていた3都市に変更した。
スケジュール
6/29 朝 武漢着
7/1 朝貴州着
7/2 贵州安顺
7/3 朝贵阳→重庆(火車3時間)
7/4 重庆→上海(動車10時間)
<1日目>
まずは汉口站!
元々8時間くらいの动车を予約するつもりが、当日になっても空きが出なかったため、仕方なく15時台発の1番安いチケットを買った。(硬卧売り切れ)
硬座(普通の座席)で16時間+腹痛だったので正直ちょっとしんどかった。夜中3時ごろから人がごっそり減るので3時間ほど硬卧(固めのベッド)状態になったのでそれはよかったかな(笑)
すぐに友達の家に向かうと、ママさんが朝ごはん作ってくれた😭
この土豆丝めっちゃ辛かったけど美味しかった〜!
少し部屋で休んでから古德寺という街の中にあるお寺へ。
武漢の滞在時間が非常に短かったので打卡(ネットで人気のスポットに出向いて写真を撮り、SNSに投稿すること)のために小红书という中国のアプリで武漢で流行りのスポットを探して回ることにした。
このお寺も小红书内でみつけたのだけど、元々寺巡りが好きな私にとってはワクワクした。
外観は仏教系のお寺とは思えない風貌。
欧州感から教会かと勘違いしてしまいそう。
今まで訪ねてきたお寺の中でも小さい方だったかなと思う。
お昼は江汉路步行街のHappy站台というお店で鸭脖を食べた。
鸭脖1本7元!
ちょっと辛めだけど美味しい。
冰粉15元
(友達はまずい方だと言っていた....笑)
その後螃蟹岬という駅で降りて周囲をぶらぶら。
武汉は欧州風建物の商業施設が多い気がする。
でも街並みは「私がイメージする中国」という感じ。ちょっと古いお店が立ち並ぶ景色。
(イメージするというか、私が初めて見た中国の景色が桂林の街並みなので、それに似てるというか。)
上海では(いい意味で)古くて汚いお店が立ち並ぶ景色があまりないため、久々の「中国感」にワクワクした。
夜ご飯は友達の大学のルームメイトを呼んでくれて、5人で龙虾を食べに行った。
その時他のお店で打包してきた蟹热干面がめちゃくちゃ美味し過ぎたのでおススメ!!!
沈记烧烤海鲜で検索!
龙虾70元くらい(だったと思う)
辛いと聞いていたけど全然辛くなかった。
ビールに見えるが、甘いジュース
食事後、武汉の夜景を見に行くことは放棄して寝ることを選択した。
こちらは龙虾店からの帰り道に見えたビル。
<2日目>
朝から光谷广场へ。
ここはスペイン広場、イタリアドイツ広場と欧州風の超大きな建物がずっと続く巨大な広場(商業施設)
教会に見えるし中も欧州風を貫いているが....
所々に垣間見える中国感(笑)
なぜ緑のシートを被せた......。
ずっと奥まで歩いて行くと巨大な飛行機が登場します。
この飛行機は中がレストランになっている。
入り口も搭乗口風になっていて面白かった。
(こんなの日本で見たことない.....)
広場の中には様々なインスタ映えスポットが設備されている。
このゾーンは幻想的な写真が撮れる。
こちらは緑のトンネルになっている。
きてた人みんな写真撮ってました!
チーズベースのいちごみるく(?)
めっちゃくちゃ甘くて友達は半分も飲まずに捨てていた.....。
(中国の人ってお腹いっぱい、って思った瞬間にピタリと食べるのやめたり、美味しくないと思ったら一切食べない気がする。私が「何はともあれ残すのは/捨てるのはあんまり良くない」と思う性格なので大量に残された食材を見て「うーん」と思ったりすることがしばしば.....。)
こちら友達が書いてくれたハガキ。
出会って2日の友達だが、仲良くなれて嬉しかったなぁ。
💙武漢旅行をする人へ💙
・タクシーは10元から(上海は16元)
・2020年に国家主席が来るため街は急ピッチで改修が進んでいる。一方で有名なスポットは大体緑の幕で覆われてしまっているので....今の時期行くのはあまり景色を楽しめないかも。
・地下鉄で大概市内は回れる。駅が綺麗。
夜6時ごろ友達と別れて武昌駅へ向かう。
<今後硬卧を利用する予定の皆さまへ>
15時間の火車旅は初めての硬卧。
3段になっていることさえも知らなかった。
自分は上段(1番上)だったのだが、起き上がると頭が天井に当たるため、完全に上半身を起き上がらせることができない。
そのため15時間ほとんど寝ていた。
閉所恐怖症には思い出すだけで恐怖の天井との距離感(笑)
さらに、布団に血が広範囲についていてちょっと慄いてしまった。
上段はクーラーの効き具合が尋常じゃないので寒さ対策もしていったほうがよいかも....。
<3日目>
貴陽に到着。
上海と比べ物にならないくらい涼しい空気と、想像の中の都市とは全く違う景色が広がる!
駅周辺は古い建物の解体が進んでおり、道路はあまり整っておらず人とバスと車がごった返し状態(笑) とはいえこんなに発展してる場所だったんだ......と物凄い衝撃だった。
贵州出身の少数民族ブイ族の友達と合流して駅近くのホテルへ。
1人なら絶対たどり着けなかっただろうな〜というところにあった(笑)
2日泊まって128元/1人、結構お安め?
ホテルで少し休んだ後に向かったのは昼食!
贵州で有名な丝娃娃という食べ物。
ご覧の通り春巻きの皮みたいなものに自分の好きな具材を包んで食べるもの。
包み終わった後にトマトベースのすっぱめのスープを流し込んで一気に口に運びます。
無難に美味しかった!笑
玫瑰冰粉
多分豚肉だった。ピリ辛で美味しい!
糍粑(きな粉餅みたいな感じ)
甘くて美味しい
じゃがいものハンバーグ(みたいなやつ)
正式名称は忘れました😅
これも贵州だけの食べ物らしい。
お腹いっぱいになった後向かったのは貴陽郊外にあり、市内からバス乗り継いで2時間ほどの場所にある青岩古镇。
入り口は、少し坂を上っていった分かりにくい場所にある。
古镇内は苗族の伝統衣装が売られていたり、伝統衣装での写真撮影スポット(30分50元)があったりとこの場所らしいお店も立ち並んでいた。
友達も言っていたけど、厦门鼓浪屿に似てます!
夕方は涼しくて、とても気持ちよく散歩できる。
豚足煮込み25元
初の豚足!
豆腐の一種
あげた豆腐で、辛いタレにつけて食べる。
酸梅汤
酸っぱ甘い飲み物。贵州で有名だそう。
夜8時になってもちょっと明るい空。
8時過ぎとは気づかず、明日4時起きだし早く帰ろう!となったが、バス停とは真逆の場所から出てしまい、急いで整備されていない回り道を使ってバス停まで戻った。
街灯なし!草も茂ってるし、癞蛤蟆(大きなカエル)も出てくるしでビビっていたけど、友達と手を繋いで無心で歩き続けた(笑) 忘れ難い思い出.....。
帰ろうと言っていたが、これを見ずしては帰れぬ!ということで超有名な花果园皇宫へ。
そこでは友達の同級生2人が出迎えてくれた。
花果园は貴陽内でも栄えている場所なので比較的簡単にいける。
このお屋敷はお金持ちの社長の家(!)で、今は兄弟で半分に分けて所有しているそう。
貴陽でも見つけたビルのマッピング。
友達の同級生が奢ってくれました。
こちら成都,重慶、貴州にしかないお店のお茶。ミルクティー系もあった。
<4日目>
この日は4時起き、7時から1日団体旅行に参加して、黄果树瀑布を見にいった。
貴陽の名前の由来の1つに「珍贵的太阳」(貴重な太陽)という説があるように、貴州で晴天は珍しいことなんだそう。(バスガイド説)
1年の殆どが曇りか雨だという中、運良く気持ちのいい晴天!だったその日。
ガイドさんも運がいいですね、と言っていた。
観光スポットは3つ。
まず最初に、西遊記の舞台となった天星橋風景区へ。
この写真も西遊記の中で有名なシーンとして出てきた場所らしいのだが.....(ドラマを見た記憶はあるが、内容を全く覚えていないので分からず....🤦🏻♀️)
この風景区だけで1時間半ほど歩き続けて既にお疲れ気味の私と友達(笑)
この時、1人で参加していた无锡のお兄さんと仲良くなり、大体3人で行動していた。
次に黄果树大瀑布!
滝の勢いがすごく、水しぶきでびしょ濡れになりそうなほど。
(カッパは5元で買える。)
初めてすごい迫力の滝を見たので感激した。
人が多いので滝の裏を歩くのに結構並んだ。
にしても雨が降ると入れないこともあるらしいので晴れてよかったと思う。
こちらお兄さんが買ってくれた(笑)
旅行にくると大概おじさんかお兄さんが奢ってくれるあるある。いやあ、有難い。
こちらは最後のスポット、陡坡塘瀑布。
前述の2箇所よりは平面で歩きやすく、この滝までの距離が短かったのでありがたかった(笑)
6時ごろ、漸くこの日初の食事!!!
観光客が多すぎるので食事の時間が被らないようにスケジュールを組んだら6時に食事となったらしい(これ昼食扱いです(笑))
内モンゴルで参加したツアーの食事は(バカ舌の私が食べても)正直本当に美味しくなかったのですが、こちらは美味しかった.....!
中国では「ツアーの飯はまずい」という認識らしく、食べる前から「どうせまずいやろ」みたいなことをみんな言っていたのだが、食べ進めるにつれて「まあまあいいね」「真香」と言ってる人がたくさんいて面白かった。
※真香:美味しくないと思っていたけど実際食べてみたら美味だったときに使う。
(元々嫌いだったが知るにつれてかっこよく感じたアイドルや人に対しても使える。)
↑この言葉ネットでも日常でも割と聞くので覚えておいてもいいかも(笑)
その後、花果园付近にある友達の同級生おススメの烧烤のお店へ。
このチャーハンめちゃくちゃ美味しいけどめちゃくちゃ辛い!
玫瑰(バラ)のデザート...?
💙黄果树大瀑布に行きたい人へ💙
ツアーはおススメ。なぜなら.....
・貴陽から2時間半くらいかかる
・チケット代も結構かかる
・外国人&現地戸籍の人に割引なし
(他のツアーだと外国人は+80元)
通常であれば全て込みで270元かかる。他のツアー会社だと平均290元かかるところが私が利用したところは218元だったのでかなりお得かなと。(各社に連絡しまくった)
(気になる方がいたら私が利用したツアーを教えますのでご連絡ください。
ちなみに中国のツアーなので中国語のみの対応です。)
<5日目>
朝から貴陽→重慶へ。
重慶滞在時間、半日とちょっと!笑
打卡芸人の本領発揮したのでご覧ください。
(重慶は....個人的感想ですが、独特なにおいがする街だな....と思いました。)
まずは!星卡里。
ツイッターにも投稿しましたが、TFBOYS王俊凯のご家族が新しく開店したドリンクのお店へ。
4時ごろ到着してもなお、店の前には長蛇の列が出来ていた。
管理人(っぽい人)が人数制限をかけながら中に入れていた。理由は店内の写真を撮るため....!
ドリンクは売り切れにもかかわらず.....。
重慶でのTFBOYSの支持率凄そうだなとは思っていたけど、やはりすごかった......。
彼のおばあちゃん(らしき人)とお喋り出来たので貴重な機会でした(笑)
1号线石油站へGO!
≪重慶交通事情≫
(チケット買うために並んだの.....いつぶりだろう(笑) タイぶり?!)
💙重慶のバスで微信/支付宝の乘车吗は大陸身分証で認証した人しか使えないです。=外国人使えない。
💙銀聯の云闪付なら可能。
💙地下鉄もアプリなし!外地人は毎回チケット買うしかない。
続いて建物の中を突き抜ける?!
有名な李子坝駅へ。
構内には何出口で写真を撮れるか標識があるのでわかりやすいです!
外に出てみると、案の定人がたくさん!
口から電車が出て行く遠近写真を撮りたいおっちゃんたち(笑)面白くて撮ってしまった。
実際撮れた写真はこちら!
確かに建物に電車が入って行くの不思議な感じするよね。
2号線李子坝駅へGO!
続いて向かったのは不思議な钟书阁書店。
駅から少し歩いたモールの中にある書店で、少し分かりづらい。
モール自体も人が少なくて「本当にここかな...?!」と戸惑ったりもした。
中に入ると天井に鏡が張り巡らされている。
本棚も不思議な形で、店内も迷路の様に複雑な形。
ちなみにここにいた大半が写真とりにきてた!笑
2号線杨家坪駅へGO!
お宿は较场口駅から出てすぐのゲストハウス。
控えめに言っても中国国内で過去最高のゲストハウスだった。
広島で殆ど同じレベルの綺麗なゲスハ(1800円)に泊まったことがあるが、重慶の泊まったゲストハウスは30元(約480円)
女子専用部屋も同じ値段だし、ベッドにカーテンが付いているので快適だった。
唯一、水場にこだわりが強いという欠点をもつ限界芸人私ですが(中国国内旅行になると水場問題は結構シビア)、そんな私でも「これはアリ!」と認定した水場の綺麗さも兼ね備えていた。
最強のゲスハだった......。
booking.comで探してみてください!
ゲスハから歩いてすぐのところに小吃街や解放牌があるので立地も最高だった。
夜ご飯は小吃街をぶらぶらして決めることに。
こちらは天天向上で紹介された鳥の爪。10元。
かなり有名っぽくて15分くらい並んで待った。
1番辛いのにしたけど全然辛くなかった!
玫瑰冰粉(3回目) 10元。
内陸部では冰粉を食べるのが普通みたい。
有名なお店のを買ってみたけど、お味は....普通というかもう少し冷えてて欲しかった🤦🏻♀️
重慶にもあった!お馴染みのこれ!
较场口から歩いて20分くらいで洪崖洞に到着。
この建物自体に入るには入場券が必要。
(無料、扫码→关注→微信でチケット表示)
外観を撮るだけなら中に入る必要はない。
多分最寄駅(小什字駅)から向かえば問題ないけど、別の駅から歩いてきたので入るしかなかった。
(正直中も小吃街だし、中からの景色はそうでもないのでは入らなくてもいいかなと思う。)
こんなところにもスタバ(!)
人が超たくさんいた。
流石、観光スポットとして激推しされてるだけあるわ。
確かに、外観はとても綺麗で写真を撮りたくなるし、重慶にきたら絶対行きたい場所ではあります。
灯りは20:00〜23:00まで。
<6日目>
朝早くにチェックアウトを済ませて、前日夜に向かったら売り切れだった有名なお店へ。
碗杂面14元。
小红书で人気そうだったので行ってみた。
全く辛くない。味というよりは麺がとても美味しいお店だった。
こちらも较场口駅からすぐです。
花式碗杂面で検索!
💙重慶に行くつもりの方へ💙
・折り畳み傘を持って行こう
・バスでは現金(2元)が必要なので零钱を多めに準備しておこう
・坂や階段が多いので覚悟しておこう
・有名なお店は早めに行こう。夜は売り切れてる可能性あり。
今回も安定に大忙しの貧乏旅だった...。
1人旅だったが、今回は沢山の友達にお世話になりました。充実した1週間だった。
個人的に今回1番楽しかったのは贵州。自分のイメージが変わったことが刺激的だったこともそうだが、私は割と開発途中のごちゃごちゃした場所が好きだったりするから楽しく感じたのかも。
成都への未練を残しつつ、次は雲南〜成都〜西藏の旅を目指して就活等を頑張りたいと思います(笑)
最後に、重慶から上海に戻る時の动车の中で隣の隣のお兄さんにもらった(笑)
4時間くらい3人でずっと喋ってた😂