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《雑記》日本語教育能力試験、独学合格までの記録


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 日本語教育能力試験、独学合格までの記録

 

 2020年10月に実施された日本語教育能力試験に合格していました。合格率23〜28%(2020年は28.7%)と言われており、多くの受験者が講習などで大金を払って対策している試験かと思います。私は独学だったのですが、折角なのでどんな勉強をしたかなどについて記録を残しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

  • 勉強期間

 6月末ごろ~10月25日までの3か月半くらい。

当時受ける予定だったTOPIKや中検がコロナで延期になり、急に何をしていいか分からなくなってしまったため、思い付きで日本語教育能力試験を受けることに決めました。(大学入学時から日本語教育関連の授業や資格をとりたいとは思っていた)

6月中には教本が手元にあった記憶があります。

 

7月 教本に目を通し始める

8月 聴解対策中心、暗記作業開始

9月 問題集を買ってひたすら解く→答え合わせ→復習の繰り返し

10月 大学の図書館で借りた模擬問題集と過去問集を何回も解く

 

 

 10月の試験を受け終わった後、本当に1ミリも手ごたえがなかったので「ここ数ヶ月の勉強は無駄だったかもしれないけど一旦忘れてしまおう」と自分に言い聞かせていました(笑)

 おかげで細かいことは覚えていないのですが、7~9月は実家にいたので集中力がなかなか続かず、毎日大体長くて5時間くらいしか勉強できませんでした。(特に7月、8月は何日か置きになることもしばしば)

 10月になると大学に戻ることになり、4年生で授業も少なめだったので、毎日図書館で6時間~8時間くらい勉強していたかと思います。

 

 

 

 

  • 使用したテキスト

日本語教育能力試験 完全攻略ガイド 第4版

 

 これは超有名かつ独学勢が最初に手を付けるであろう本No.1だと思います。

 より高得点を目指すのであればこの本に書かれている知識だけでは足りないと10月に入ってようやく気付きましたが(遅いよ)、逆に言うとこの本に書かれていることをきちんと身に着けることができれば、大体点数は取れるのではないかと感じました。

 

 私が受けた時点では第4版が最新&kindle版もありました。日本語教育能力試験の本は中古でもレートが高めなので(小声)、終わったら売ろうと思い、紙版を購入しました。

 でも結局メモやマーカーを沢山引いてしまったので売らないつもりです。後々実践的に教えることになった時にも役立つと思います。(以下でも言及)

 

 

 

 

日本語教育能力試験 合格問題集第3版

 

 ①と同じ出版社で、①とセットで購入する人が多いと思われる問題集。割と薄めで、3回分くらいの模擬問題が入っていた気がします。

 最新版(第3版)を買うに越したことはないと思いますが、どうしても金欠で新品を買えなかったのでメルカリに出ていた第2版を購入。問題の重複が多いらしいので何版も買う必要はありません。

 数ある日本語教育能力試験の問題集の中でもこの本を選んだ理由としては、「小論文パートの勉強に良い」というブログかレビューを見かけたからです。確かに、書き方や誤り例などを詳しく書いてあるので参考になりました。そしてこの本は、試験の全体的な流れを知るためにちょうどいいかも。

 

 

日本語教育能力試験 聴解・音声特訓プログラム


 こちらは大学の図書館にあったもの。

 私は聴解の中でもアクセント問題(6問くらい)が本当に苦手で、とにかくたくさんの問題に触れる必要があると思い、こちらを使いました。たっぷりの練習問題と模擬試験2回分つきです。聴解苦手な人にはお勧めです。

 この本を利用した具体的な勉強法…といってもかなりシンプルですが、間違えた問題を毎日繰り返す&音読方式をとりました。

 

 

④実践予想問題


 こちらも大学の図書館にあったので使っていました。10月初頭からこの問題集を解き始めて、「難しい」、「やばいかも」とかなり焦りました。というのも、ヒューマンアカデミー(①、②)の問題型式に慣れすぎていて、こちらが異様に難しく感じたからです。

今だから言えますが、こっちの問題型式の方が本番に近いと思います。②はあくまでも形式把握程度に使うのが1番いい。ただこちらは2014年出版だからか、所々データが古かったので、これから受ける予定の方は似たような別の問題集を探す方が良さそう。

 

 ちなみに独学勢のブログでは必ずと言っていいほど「日本語教育能力検定試験 試験問題(凡人社)」が使われています。これは過去問にあたるのですが、個人的にも買った方がいいと思いました(私はすっかり買い忘れてたんですが...)。

 

 このほかにあともう一冊④に近い大量の模擬問題が載っている本を使っていましたが、検索しても出てきませんでした。

 自分なりの勉強ポイントとして言えることは、「赤本(①)で基礎知識を身につける→問題集(②)で形式把握→模擬問題集で足りない知識をその都度補充→分野ごとに苦手な部分を潰していく(③等)」という流れで勉強する、ということです。

 

 

 

 

  • その他にやったこと

①ウェブ問題

 アークアカデミーの | 日本語教育能力検定試験マンボウ」というサイトで一問一答問題をやっていました。100問くらいあります。かなり基礎的な問題ばかりなので勉強したことの確認用、という感じです。

 

yousei.arc-academy.net

 

 

 

②アプリ

 iphone,android共に日本語教育能力試験のアプリがいくつかあります。基本的には全てダウンロードし、気が向いた時や寝る前にやっていました。

 

 

③日本語を実際に教える

 留学時代にお世話になっていた先生に紹介していただいた日本語初級学習者にオンラインツールを通して日本語を教えていました。

 テキスト①を参考に、教案作りをしていました。実践的にやることで、身に付きやすい知識もあったのかもしれないと今では思います。

 

 

 

  • かかったお金

 日本語教育能力試験の受験料(10800円)やその他諸々(願書代、手数料)、テキスト代(自分で購入した2冊)を合わせても2万円以下に収まったと思います。

 ここまで低予算に収まったのは大学生という立場のお陰でテキストを借りる環境が充実していたこともあるかと思います...が、学生じゃない方も市立図書館などで各種教材を借りることができると思います。

 

 

 

 

 以上が私が行った対策等になります。

 受験日当日は、時計が壊れるトラブルがあり、受けた手応えもなかったので完全に落ちたな、と思っていました。

 昼休みに急遽時計を買いに行ったので午後の試験は何とかなりましたが、午前の試験は半分勘で答えたといっても過言ではないくらい適当に選んだ部分も多い....。

 じゃあなんで受かったんだ、と考えてみたのですが。強いて言えば小論文だけは以前大学の授業(「やさしい日本語」とかそういうの)で受けたような内容が出てきたのと、キーワードをほとんど全部使って書くことができたので、出来が良かったのではないか?と思います。

 実際に日本語を教えることになった場合、知識があやふやな状態ではどうしようもないので、これからも勉強を続けていきたいと思います。

 

 私は何をやるにも人の数倍頑張らないとできない人間ですが、こんな人間でも低予算で合格できましたので、きっとこの記事を見ているみなさんも合格できると思います!頑張ってください!

 

 

 見ていただきありがとうございました!