中国コスメ正直レビュー第11弾!
今回は「ツヤ→マット化」リップの比較対決をやっていきたいと思います。
まず、そもそも「ツヤ→マット化」リップとはなに?という話ですが、これは「ツヤ感がある液体だったものが、唇に乗せた後にマット化するリップ」のことです。
2021年頃から流行り始め、「3CE Blur water tint」、「Amuse Dew velvet tint」、「CLIO Dewy blur tint」など様々な韓国コスメブランドから同種の製品が発売されました。
↓ミンスコさんの動画で見るとわかりやすいと思います!(字幕あり)
1년만에 New 틴트? 클리오 듀이 블러 틴트 립스코😘 (이시국용 안묻어나는 틴트) | 민스코 Minsco - YouTube
同時期、中国でも「into you」や「ukiss」、「judy doll」などのブランドから同種製品が発売されています。
こうしたリップは、Water Bluring Tint(ウォーターブラーリングティント)と呼ばれることが多いですが、正式名称ではないようなので、便宜上本記事では「ツヤ→マット化」リップと表記させていただきます。
そして今回は、ukissから販売中の「ツヤ→マット化」リップを購入したので、手持ちの「into you」、「wakemake」の同種リップと比較しつつ、ukissの特徴を明らかにしていきたいと思います。
↓into youについてはこちら
ukiss 悠珂思「奶橘迷航水唇雾(トラネコシリーズ) #W01 玫瑰豆沙」
特徴・ポイント
特徴
・唇に塗って数秒後、ツヤ質感から、マット質感へ
・コップなどにリップがつかない
・トラネコ柄のパッケージ
・レビュー数7万越え
・保湿成分配合
公式情報(5点満点)
・発色★★★★
・潤い★★★★
・持ち★★★★★
・つや★★★
✍️ukissには、日本でも話題になりつつある「泥リップ」シリーズがあります。公式による自社製品の「泥リップ」と「ツヤ→マット化タイプ」リップの比較だと、発色は前者の方が後者よりも良く、潤いと持ちは前者より後者の方が優れているという評価でした。
使用時の注意点
・リップを塗る前に、唇には何も塗らない
・一度リップを薄く塗ってから、成膜しマットになるまで待つ
・マットになった後、再度上から重ねれば、色持ち◎、禿げない、ポロポロしない
✍️カラー展開は全6色。「ツヤ→マット化」リップあるあるだと思いますが、ファンデーションなどで唇の色消しやベース作りはしない方が良さげです。もしやってしまうと、唇の上のリップがポロポロ剥がれてくるので要注意。
値段・買える場所
値段:59元(約1062円)
買える場所:淘宝、amazon
amazonの販売元は「ukiss-jp」になっていました。果たして公式がやっているのかは不明ですが、レビューを見る限りでは問題なさそう...? (自己責任で購入をお願いします)
本ブログで紹介する「トラネコシリーズ」の扱いはないですが、その他のukiss製品は「凛凛」(中国コスメサイト)で購入できるようです。参考までにリンクを貼っておきます。
スウォッチ
今回私が購入したのは、「#W01 玫瑰豆沙」というお色です。
玫瑰=薔薇、豆沙=小豆のこしあん、というカラー番号から分かる通り、少し赤紫っぽさが感じられます。
以前までの私なら絶対に購入しなかったカラーですし、実際にあまり好みではありません(笑)しかし、「玫瑰豆沙」というカラー名がついたリップは大体「ブルベ向け」として紹介されているため、今回は購入してみることにしました。(私のパーソナルカラーはブルベ冬です)
唇と腕に塗った写真はこちらです。
いつも通りの方法で何度か唇に塗ってみたのですが、どうしても写真映えしない出来になったので、縁取りをしてみました。したがって、縁だけ若干濃くなっています。
また、リップクリームの事前使用非推奨だったので、唇のシワが目立っています(涙)
唇の写真だと分かりづらいですが、腕に塗ってみるとかなり赤みが強いです。
唇の元の色が青っぽい方は、紫寄りに発色すると思います。
同種リップ(into you、wakemake)と比較
into youの「ツヤ→マット化タイプ」リップにどハマりして以来、「他のブランドの製品でも同じ感動を得られるのだろうか?」という疑問を抱いていました。
そして今回、ukissの同種リップを入手したので、比較してみたいと思います!
①スウォッチ比較
参加選手は以下3ブランドです!
・モーブ系のwakemake「 Water Blurring Fixing Tint」
・ピンクオレンジみを感じるライチ色のinto you「水感裸雾唇釉」
・赤の中に若干の青みを感じるukiss 「奶橘迷航水唇雾」
テクスチャーの違いでいうと、wakemakeは重みがあり、into youは若干水っぽいです。前者が絵の具に水を数滴垂らして溶かしたイメージなら、後者はもっと水で薄めた絵の具というイメージです。それらと比べてちょうど中間にあるのがukissだと思います。(でもどちらかと言えばwakemake寄り)
②ティッシュオフ比較
それぞれのリップがマット化した後、ティッシュオフを2回行い、色持ちを確認しました。
画像から分かるように、色持ちについてはukissがナンバーワンです。次に良いのは、テクスチャー的には水っぽかったinto you。個人的には意外な結果でした。
※同系色で比較している訳ではないため、参考程度にお願いします。ukissのリップは彩度が高く、元々色が残りやすかった可能性も考えられます。
こうみると、into you以外の2つはほぼ同じくらい落ちていると思います。
③仕上がり
これについては、好みによって分かれる気がします。
以下の「ukissマット化リップを使ってみた感想」にも書いていますが、into youとwakemakeはマット仕上がり、ukissのリップはソフトマット仕上がりです。
私は前者の方が好きですが、後者の方が好きな方もいると思います。
ukissマット化リップを使ってみた感想
①香り:綿菓子の匂い
不思議なことに、「into you」と「wakemake」、「ukiss」はほぼ同じ香りで、全て「綿菓子系の匂い」です。(笑)
強いていうと、into youからは綿菓子の中に若干のミントみを感じます。
個人的に好みではないですが、まだ我慢できる範囲内です。
②塗り心地:普通
ukissのテクスチャーは上で述べた通り、into you、wakemakeの中間にあるイメージで、ほんの少しだけ粘り気がある気がします。
そして塗り心地に関しては、ukissは適当に塗るとムラができやすく、コツが必要なタイプのリップです。
対してinto you、wakemakeは、適当に塗っても割と綺麗に仕上がるため、気軽に塗れるという利点があります。
※3本とも唇からはみ出ると修正しづらい、という共通点あり
③持ち:やや弱い〜普通
ukissのリップを腕に塗った時の色持ちはピカイチです。
しかし、唇に塗った時の持ちは弱い方だと思います。
理由として、密着力の弱さとソフトマットという質感が挙げられます。
他のリップは唇に塗った後、数秒で液体からマット化し、つけていることを忘れてしまうくらい、まるで唇と一体化するかのように密着します。
一方、ukissのリップはロック力が弱い上にソフトマットなので、水を飲むだけでリップがモロモロと取れる印象を受けました。
さらに、唇の右半分にukiss、左半分にwakemakeを塗ってラーメンを食べたことがありましたが、どちらも同じくらい色が落ちていました。
私は以上のように感じましたが、amazonのレビューには「色が全然落ちない」と書いてあったので、色持ちについても個人差があるかもしれません。
④経過: マット化というよりは、ソフトマット化
上でも少し書きましたが、マットというよりはソフトマットな気がします。
マットリップの乾燥が気になる人にとってはちょうどいいと思いますが、ソフトマットの唇の上における存在感が気になる人にはあまり喜べない特徴だと思います。
また、公式が提示している塗り方に従っていても、唇が少し擦れただけでポロポロとカスが落ちてきました。
これは、「③持ち」で述べた「密着力の弱さ」の他に、「摩擦に弱い」ことが原因かもしれません。
⑤全体の感想:
「ツヤ→マット化」タイプのリップの良さは、「マットの割に、唇の上における存在感がない」ことだと個人的に思っているのですが、ukissはその特徴が控えめなリップだと思います。
さらに、「ツヤ→マット化」タイプの中でも一番塗り方にコツが必要なので、正直面倒くさいです。
また、これは私のセレクトミスかもしれませんが、ものすごく彩度が高い!笑
その分肌をトーンアップさせる効果はある気がしますが、使う場面を選ぶリップとなりそうです。
対決結果
テクスチャーや仕上がりは好みによるなぁ、と思いつつ、対決と称した以上は結果を発表したいと思います。
まず、腕に塗った時の色もちについてはukissの圧勝です。
しかし、唇の上での崩れにくさや扱いやすさ、テクスチャー等の好みも鑑みると、個人的にはinto youが優勝でした。
ソフトマット仕上がりのリップが好きな人、「ツヤ→マット化」リップが好きな人、であればukissの本商品を試す価値があると思いますが、この手のリップが初挑戦の方にはあまりお勧めしません。