《iPhone 14 proを10日間使ってみてわかったこと。》
約1ヶ月間まって先日届いた、念願の14pro。
私は2020年から中華スマホブランドvivoのX30proを2年ほど使用しており、今回さまざまな要因があってiPhoneに出戻りすることになりました。
今回、元iPhone信者がAndroidに機種変し、まだ戻ってきたことによって分かった両者の利点、欠点について比較してみたいと思います。
※私はガジェットに詳しくない平凡な利用者なので、「〇〇の機能不便だとか言ってるけど、Androidにもあるだろ!」とか、「iPhoneでも設定で〇〇機能は変えられるだろ!」とか思ったとしても、そっとしておいてもらえると嬉しいです(笑)
iPhoneに出戻りした理由
そもそも、7年間apple製品しか使ってこなかった(エセ)apple信者から、vivoに機種変した理由は以下の記事にまとめています。
改めて簡単にまとめると、①大きな画面のスマホを使いたい、②ストレージ問題、③望遠に長けたスマホが欲しい、④iPhoneの新機種販売まで待てない、でした。
そして機種変から1ヶ月経ったこの時、vivoの不便な点として挙げていたのが、①キーボード問題、②apple製品からandroidへのデータ引き継ぎが難しい、③スマホが重い、④カメラ機能、です。
記事内にも書いている通り、おおよそiOSとandroidの仕様の差に苦しめられていた部分が大きかったのですが、2年ほど経った今、vivo X30proというかAndroid自体、慣れれば物凄く使いやすくて良いと思っています。
さらに中華スマホという特性もあってか、中国のストアでしかインストールできないアプリも使えて、便利だと感じる部分も多かったです。(醒图とかね)
それなのになぜ機種変するか、というと、以下4つの理由からでした。
①ストレージが足りなくなってきた
②vivoのバッテリーの減りが速くなった
③VoLTEが使えない(電話、SMS受信不可)
④内カメラに元々搭載されている人物加工機能が気に食わない
おそらくどれか一つだけであれば機種変にまで及ばなかったと思いますが、それぞれの不便さが大きくなってきたことが原因です。
特に、③についてはものすごく不便さを感じていました。
実はvivoを購入する前から、電話が使えないかもしれない、という話は小耳に挟んでいました。でも、正直「設定を変えればどうにかなるだろう」と思っていたのです。
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しかし、実際は変更ができず....。
最初の頃はsimカードを昔から使っていたi phone7に入れて主機として使用し、vivoの方はサブ機としてwifi環境下や、カメラスマホとして活用していました。
ところが、今年に入りiPhone 7のバッテリー劣化によって、使い物にならなくなってしまいました。それからは、vivoの方にsimを入れて出先で使用するようになったのです。
地下鉄等でも電波をキャッチし、問題なく使えるものの、段々と電話とSMS受信不可という要素が日常生活に支障をきたすことに気づき始めます。
例えばバイト先からの連絡を受け取れなかったり、iPhone 7にしかいれていないLINEの連絡が遅れて怒られたり、アプリのSMS認証を要求されてsimを移し替えたり...などなど。
とにかくsimの移し替えが面倒でストレスになっていました。
こうした背景もあって、機種変しようと思ったのです。
どうして数あるスマホの中からiPhone14proを選んだのか
vivoは中華スマホの中でもVoLTE化できないことで有名みたいです。
それならば、他社中華スマホやAndroid同士で機種変すれば良いじゃん?という話になると思います。
確かに私もそこは一瞬考えましたが、Androidを選ばなかった3つの理由がありました。
①値段の問題
②カメラの仕様問題
③パソコンがmac book airなので、apple同士の方が楽そう
以前のブログでも書きましたが、中華スマホに魅力を感じた要素の一つが値段。ところが、私が欲しいと思っていた高性能のカメラスマホはどれも値段が高く、iPhone 14proと同じくらいの印象を受けました。それならば、データ移し替えなどがより便利な方を選ぼうという思考に至ったわけです。
次のカメラの仕様問題が私の中で最も重要な要素です。
なぜならスマホに対して第一に求める性能が「高性能なカメラ」だからです。
具体的には、望遠機能が発達していて、ズームしても高画質のままで、ぶれない、などの性能を求めています。
そこで前回は望遠機能が中華スマホの中でも長けているという理由でvivoを選択しました。
この2年間、自分自身が使用して見て分かったことに加え、他の人の比較動画を身漁って感じたのは、androidスマホのカメラ仕様が好みではないということです。(致命傷)
再三繰り返して申し訳ないですが、私はvivoの色味や人物補正が気になってしまうので、おそらく他社Android製品を使っても同じことになるだろうと思い、iPhoneに戻ることにしました。
最後に、私はパソコンをよく使うので、写真等のデータの受け渡しをandroidとmac book間のbluetooth接続で行ったり、もしくはwechatを使って行うのが面倒で仕方ありませんでした。したがって、どうせならappple同士でデータ引き継ぎを簡単にできるスマホがいいだろうと考えました。
iPhoneに戻って見て思ったこと
この記事を書きながら感じましたが、iPhoneに戻って便利だと感じている点は、vivoに機種変した時に感じた不便なところの表裏です。
一方で、不便な点が意外と多かったので、そちらについて詳しくまとめます。
便利な点
・apple間のデータ引き継ぎ、受け渡しは楽
・safariでページを開いている時、スワイプで前ページに戻れる
(少なくともvivoには「戻る」ボタンがなく、スワイプしても前ページに戻れない)
不便な点
・充電が遅い
・充電の減りが早い
・FACE IDがなかなか開かない
・ダイナミックアイランドが邪魔
・app storeでインストールできないアプリが多い
・「スマホの温度が下がったら充電を開始します」の機能は急いでいる時に不便
・写真がアルバム内で横になっている時、タッチ一つで向きを変える機能がない
iPhoneを新機種にするのは約7年ぶりですが、色々と機能が変化していて新旧間でのギャップをものすごく感じました。FACE IDとか、ダイナミックアイランドとか......なかった機能が増えると基本的に便利になるはずなのに、なぜiPhoneは逆なんでしょうか。
この10日間、どれほどFACE IDにイライラしたことか....(笑)
また、Androidと比較すると、画面内の上頭部にあるダイナミックアイランド(カメラを覆ってる黒い部分)が意外と邪魔というか、スマホをいじっていると違和感あるな...と感じます。
満充電に40分くらいかかってしまうところも結構ネックです。vivoは20分もかからず100%になるので...。
しかし上記した便利さ、不便さっていうのは一定期間ひとつのスマホを使ってきたからこそ身についた「慣れ」のような部分もあるのかなと感じています。
したがって、今回あげた不便な点は、今後慣れれば気にならなくなるような機能だと思っています。(前回もそうやってまとめてた...笑)
・肝心のカメラ機能は...?
私がわざわざiPhone 14ではなく14 proを購入したのは、紛れもなくカメラのためです。
やっと自分が好きな仕様に戻れる!と思ってワクワクしていたのですが、結論からいうと「期待したほどでもなかった」です。
ノーマルカメラ、ズーム、動画撮影をそれぞれ比較して、どこが「期待したほどでもなかった」のか説明したいと思います。
※発売された時期が全く違うので、単純比較できない機種であることはご理解の上ご覧ください
①外カメズームなし撮影
→彩度の差がありすぎて好みの問題
どちらも蛍光灯の下、ベージュの画用紙の上、という同じ条件下で撮影したものです。
X30proは2019年末ごろ発売されたスマホなので、最新機種より性能が落ちるのは当たり前かと思います。こうやって比べてみると、写真の明瞭さに明らかな違いがありますよね。
あと、私が長年apple製品だけを使ってきたからこそ感じた、彩度の違いに対する違和感についてはこの写真で一目瞭然だと思います。
ガジェットオタクでもなんでもない、一般人の私の語彙力で表現すると、iphoneの色味の方があっさりしていて、実物より少し味気ない感じ。
vivoの方は、実物より緑がかっているというか、若干黒い感じ。
どちらも実物そのものの色を表現しているかというと、そうではない気がします。
iPhoneに戻れば「これだよこの色味!」となるつもりでしたが、色味がしっかりと出るvivoを使ってきたからか、今度は逆に物足りなさを若干感じてしまいました。
(二者の中間に位置する、より実体の色を誠実に写すカメラスマホは存在しないのでしょうか...)
以上のことから、外カメ勝負は明瞭度を差し引くと引き分けだったと思います。
②ズーム撮影
→iPhone 14proの勝ち
まず、どれだけズームできるかに関して情報を載せておきます。
vivo x30pro:写真60倍、動画15倍
iPhone 14pro : 写真15倍、動画9倍
そして、飛行機の通路側席から外の景色を撮影、8.3倍ズームを使用、という同じ条件下で撮影し写真がご覧の通りです。
この違いはかなり顕著ですよね。
明瞭度の違いを置いておいても、これだけ望遠の機能をしっかり果たしつつ、明るさも出てくれるiPhone 14proには正直驚きました。全体的にvivoは若干暗く写る気がします。
正直、届いた当初は「vivoに比べると3年も新しい機種なのに、ズーム15倍が最高って少なすぎでは?」と思っていましたが、vivoの60倍は月の撮影にしか使えないし実用的ではないので、ある意味15倍くらいがちょうどいいと今では感じています。
(本音を言えば、もう少し最高倍率を高くしてほしいけど)
③動画撮影
→6~8倍ズームであればiPhone 14 proの方が明瞭度が高く綺麗、最高倍率ではどちらも画質が変わらない。
ブログ上には動画を載せられないため、文字だけで説明します。
上記したように、まず動画撮影において、vivo x30proは15倍、iPhone14proは9倍が最高倍率です。
そして比較した結果としては、6~8倍ほどのズームで撮影する場合は間違いなくiPhoneの方がいい。
なぜならvivoより画質、明瞭度が高く、手ぶれ補正もより強いから。(ピントが合いにくいのは難点)
ただ、最高倍率においてはどちらも人物がぼやけてしまうので、同じくらいの画質に変化します。
また、コンサートなどの周りが暗い条件下だと、両者とも若干光飛びと画質の悪化がみられました。
④内カメラ撮影
→圧倒的i phone 14proの勝利
自分の写真は載せられないので、こちらに関しても文字で説明します。
内カメラでの撮影に関しては、やっぱりiPhoneがいいなと思いました。
理由としては、「現実を写してくれる」から。笑
vivoには美顔機能みたいなのが搭載されており、人を撮影するだけで勝手に肌がツルツルになったり、輪郭がほっそりします。愛犬にもその加工が適応されてしまうほどです。
しかし、その加工具合は調節できないため、スマホが勝手に加工した写真を受け入れるしかありません。(変更できるんだったらすみません)
私にとってはその加工が嫌で嫌で...自分で他のアプリ使って好みの加工をさせてくれ!と思っていました。
こういった点から、私の中では迷うことなくiPhone 14 proに軍配があがりました。
余談:どれがコンサートで一眼代わりに使えるスマホ?
vivoはある意味、コンサートで撮影に使いたいが為に購入したスマホです。
先日ドリショで初めて利用しましたが、自分が期待していたほどの効果は得られませんでした。
確かに望遠機能に特化しているだけあって、高倍率で撮影ができる。
しかし、あくまでもそれは「写真」においてであって、動画のズームには限界がある。
さらに、動画の高倍率だとピントが合って明瞭化するまで時間がかかる。
そしてコンサートのような暗い環境下だと、綺麗に映りやすい6〜8倍でも画質がガビガビになる。
以上のような欠点がありました。
さらに先日、別の現場でiPhone 14proを使って撮影してきましたが、高画質であるところ以外は大体vivoと同じでした。
このことから、「コンサートで自分が満足いく写真を撮りたい人は、一眼レフを使って撮るしか方法がない」という結論に至りました。
行き着く先がそこかよ?!って感じですが、これが真理だと思います。
それでもスマホにカメラ機能を求めるとしたら、「最前など撮影対象から近い位置」という条件付きだとiPhone 14proはとても良いと考えています。
ドリショの方が前方の位置でしたが、vivoの撮影能力は、それより遠い位置で見た別現場のiPhone 14proの撮影能力よりもいまいちだったからです。
(iPhone 14proは4Kで撮り忘れていたので、今度もう一回試して見てから判断したいと思います🥲また、何度も言いますがvivoは2019年モデルなので単純比較が難しいです。少なくとも画質は今年のiPhone 14proには劣るかと思います。聞くところによるとSAMSUNGのカメラも凄いらしいので、カメラスマホを追い求めたい人はそっちをチェックして見ても良いかもしれません。)
結論:「慣れ」次第。
全ては慣れ次第。慣れれば何を使っていてもどうとでもなるのだと、今回強く感じました。
最初vivoに機種変した時、期待はずれな点や不便な点が多かったですが、歳月を経て便利だと感じる機能の方が多くなっているのは、その表れだと思います。
例えば、私はほぼ全ての通知を切っているのでダイナミックアイランドの必要性を感じませんが、今後通知オンにすることがあれば便利に感じるかもしれないです。
充電時間も慣れれば長さが気にならなくなるだろうし、マスク時代が終わればFACE IDの良さに気づくかもしれない。
以上のことから、もう少し時間をかけて良し悪しを判断する必要があると思いました。
また、iPhoneか、androidか。という戦いが常に勃発していることに関して言えば、どっちにもいい点・悪い点があると言えると感じています。(あたりまえ体操)
これだけは確実に言えますが、androidだからと言ってiPhoneに劣るというのは(中華スマホの場合であれば)まずあり得ないと思います。
何を必要としているか(パソコンとのデータ送受信の楽さ?カメラの性能?便利機能の多さ?)によって決めるのがベストだと思います。
あとは、好奇心がある人や、お金に余裕があるapple信者の人(ウォッチまでは持っていない程度が好ましい)は、一旦サブ機としてandroidを持ってみても面白いんじゃないかと思います。
私は...最強のカメラスマホがandroidから発売されるまで、iPhoneで続行すると思います。笑
終わり。