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《世界旅行記》シェムリアップからバンコクまで夜行バスで国境越えしてきた。

 

先日カンボジアシェムリアップから夜行バスを使ってタイ・バンコクまで行ってみたので、その時のことについて記録しておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

シェムリアップからバンコクまでの交通手段

観光客が交通手段を検討する際、候補に上がるのは主に飛行機バスだと思います。

タクシー移動も可能らしいですが、幾らかかるか分からないし非現実的だと考え、まず断念しました。

 

 

 

飛行機であれば片道7000円くらいから販売されています。

飛行時間は1時間5分。

 

フライトスケジュールは以下のようになっています。

私は当初、往復飛行機にしようと思っていました。

しかし、丁度いい時間帯のフライトがなかったので、復路はバスにすることに。

 

バスの場合は、17ドル(約2500円)〜39ドル(約5800円)くらいの価格帯です。

wifi・コンセント・軽食などオプションが付いているバスほど、値段もその分高いです。

また、値段が高い会社ほど所要時間が短い気がします。

(大体7〜10時間はかかると思っておいた方が良さそうです。)

 

 

運行スケジュールについては、ざっくりと

8時ごろ発の早朝便(17時着)

11時/14時ごろ発の昼便(22時着)

夜中12時45分発の深夜便(10時〜11時着)

 

以上の3つの選択肢があります。

バス会社にもよりますが、ほとんど全てバンコクカオサン通り付近で降車です。

 

私は10月14日の10時までにはバンコク市内に到着していたかったので、今回は深夜バスを選びました。

 

 

 

 

シェムリアップからバンコクまでのバスの予約

バスチケットの購入には様々な方法があると思います。

例えば、私が利用したゲストハウスではバスチケットの購入代行を行っているようでした。

また、確認してないのでなんとも言えないですが、座席が空いていればおそらく現地でも買えるのではないかと思います。

 

私はスケジュール通りに進めたいタイプなので、日本で予め予約していきました。

予約に使おうと思ったサイトはcamboticketbookmebus

他にも様々なサイトがありましたが、ちゃんとしてそうなのはこの2つでした。

 

camboticketは同じバス会社でも他サイトより数ドル安く、便の選択肢も非常に多いです。

bookmebusは日本人ブロガーたちもよく使うサイトのようで、安心感はありますが手数料をかなり取られる印象です。

 

私は最初camboticketで予約しようと思っていましたが、何度試しても決済ができず...😭

やむを得ず、bookmebusで「Travel Mart」0:45amシェムリアップ発、10:00amバンコク着の深夜便を予約しました。

 

 

 

一応両方のリンクを貼っておきます。

  • camboticket

https://www.camboticket.com

 

  • bookmebus

bookmebus.com

 

 

 

 

集合場所

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集合場所は、地図上だとこのようになっていました。

私が泊まっていたゲスハからは歩いて12分、車だと3分の距離。

 

私はこの日、バスの出発時刻が0:45だったので、0:00くらいにはバス会社の事務所に到着するつもりでスケジュールを組んでいました。

具体的には、22:30までpub streetをブラブラし、ゲスハに戻ってシャワーをした後、そこから歩いてバスの事務所まで行く、という流れです。

 

そのことをトゥクトゥクドライバーさんに相談したところ、「危ないから乗せてくよ」と言われました。

たった12分の距離だし大丈夫じゃない...?と思いつつ、ここは地元の方に従うことに。

 

しかし朝から晩まで振り回してしまっており、さすがに0:00までお付き合いいただくのは申し訳ないため、23:30ごろにはゲスハを出ることにしました。(あんまり変わらないか....)

 

シェムリアップの中心部、かつ大きな道路沿いであればお店も灯りもあるので問題なさそうに見えますが、女性1人では出歩かない方がいいのかもしれません。

 

 

 

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バス会社は、Virak Buntham Express Tour &Travelです。

よく日本人の方がレポしているのは、この会社名にも含まれている「Virak」というバスです。

 

一方で私が予約したバスは「Travel Mart」というブログレポがひとつもない会社でした。

 

基本的にどのバス会社であっても、全てここから出発しているようです。

 

(書きながら思いましたが、会社というよりは西鉄バスに「九州号」「桜島号」「島原号」と様々な種類があるように、バンコク行きの高グレードバスは「Travel Mart」、格安バスは「Virak」みたいな感じだと思われます)

 

 

待機時間
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最初受付で「バンコクに行きます」と伝えると、予約画面パスポートの提示を求められます。

予約画面は、バス予約時に送られてくるメールの提示で問題ありません。

 

事務処理のようなものが終了すると、待機室に案内されます。

待機室にはバスの座席が並んでおり、クーラーがガンガンに効いています。

座る位置によってはコンセントで充電もできるため、他で無理くり時間を潰そうとせず、早めにここに来てゆっくりしておいてもいいなと思いました。

 

ちなみに到着時には中に人が1人だけいました。

その人と話したところ、プノンペンに行くらしいです。

 

 

出発時刻10分前になると、今回のバス旅を一緒に過ごすことになるオランダ出身女性が待機室にやってきました。

予約メールには「30分前には集合場所に到着しておいてください」と書いてありましたが、10分前に到着とはかなりギリギリ🤣

 

バスが事務所の前にやってきたのは出発予定時刻から少し遅れた0:48ごろでした。

従業員が「bangkok〜」とだけいいながら待機室に現れ、そのまま消えていきました🤣

時間的に私たちが予約したバスで間違い無いだろう、ということで、よくわからないままついていきます。

 

 

バスの中での様子

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バスのどこにも「Travel Mart」と書かれておらず、本当に合っているのか不安になりました。

 

「私が予約したバスと違うけど?」と一応聞きましたが、「大丈夫、これで合ってるから乗って」と言われます。疑心暗鬼になりながらも乗り込むことに。

ちなみに、写真ではトランクに荷物が詰め込まれていますが、自分の荷物は座席に持ち込む必要がありました。

 


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座席は全3列あり、右側のみ1列です。

ごく普通の夜行バスという感じです。無料貸し出しのブランケットもあります。

 

私は右側の最前席を予約していました。

理由は、バンコクに到着してから速攻で向わなければいけない場所があり、素早く身動きできる必要があったからです。しかし....

 

 

上記ツイートの通り、先に乗り込んだ例のオランダの方が「バスの時間が長いし、足伸ばしたいから席変えていい?」と運転手に交渉。

 

「あれ...ここ私が予約してた席やけど?!」と心の中でザワザワしつつ、眠いし、2人しかいないのに「ここは私の席です!」と主張するのも面倒だし、と思い、スルーするこにしました。

各座席にコンセントがあると思い込んでいたことも、スルーした理由の一つです。

 

後々自分が予約した最前の席にしかコンセントがなかったことを知り、「やらかした」と思いました🤣

 


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バスで自分の席に着くと、運転手から紙袋と水が配られます。

袋の中には、チョコパイ風のお菓子2つとミント飴2つ、ウエットティッシュなどの軽食セットが入っていました。



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このバス、wifi・コンセント・軽食付きで、他号より到着時間が早いことが特徴なはずなんですが、wifiは全く使えませんでした。

日本人のレポでは、「タイ側では使えた」とか「カンボジア側では使えた」と書かれていましたが、私の時はどちらとも使えませんでした。(そもそもuser名が出てこない)

 

 

 

バスが動き始めたのは、ほぼ1:00。

予定より15分遅れて出発です。

 

 

 

寝ていたのでうろ覚えですが、3時ごろには既に国境の町・ポイペトのイミグレに到着していました。

 

そこから5時半ごろまで運転手の睡眠時間です。

ここに到着するまで、険しい道を走っていたようで、寝ていてもわかるくらい揺れていました。横転しそうなレベルで、ちょっと怖かったです。

乗客もやっと安心して寝られます(笑)

 

(そう言えばクーラーが効きすぎて寒かったので、ブランケットは必須かもしれません。)

 

 

5時半ごろになると、運転手から首掛けホルダーが配られます。

イミグレを抜けてから、再度合流する際に目印とするためだと思います。

 

 

 

 

イミグレの流れ

バスの中ではイミグレについて5分ほど英語で説明がありました。

私はその時コンタクトを落としてしまい、探すのに必死だったのであんまりちゃんと聞いていません😭(ダメな乗客)

 

うろ覚え内容を一応書いておくと、

①バスを降りて真っ直ぐ歩いた後、左に曲がり、そのまま道なりに歩いて行くとイミグレの建物が見えてくる。

②建物に入って出国手続きをする。

③次にタイ側のイミグレへ向かう。今度は左側の歩道を道なりに歩いて行く。

④イミグレの一階で、書類を貰って書く。

⑤書き終えたら、2階にある外国人用の入国審査フロアへ向かう。

⑥イミグレを出ると、道なりにバス停が見える。そこにオレンジのTシャツを着たバス会社の人がいるので、合流する。

 

一応文字化してみましたが、伝わりますか...?

まあ、人が多いので、周りの人についていけば正直なんとかなると思います(笑)

 

 

 

カンボジア側の出国審査

確か全行程18分くらいで出国審査は終わりました。

実際に列に並んだ時間は10分くらいですが、諸事情で8分ほど余計にかかってしまいました😂

 

というのも、カンボジアの出国審査の際に、私のパスポートを見るやいなや「先にタイ側のイミグレでビザ申請してから戻ってきて」と言われました。

しかし、日本からタイに入国した際には「ビザ申請しろ」と言われていませんし、ネット上でもビザは必要ないと書かれています。

 

おかしいぞ?と思い、そのことを伝えるのですが、全く聞く耳を持たない審査官。今度は「あっちに行って」と別のゾーンに案内されました。

 

このまま流されてビザ申請させられるのは絶対におかしいと思い、

・自分自身がバンコクから飛行機に乗って来たこと

・タイ入国の際に、ビザは要求されなかったこと

バンコクから日本へ帰る日程も全て決まっていること

 

以上のことをフライト予約画面を見せながら何度も必死に説明したところ、ようやく納得してくれたようでした。

 

どうやら「ビザ申請が必要な国リスト」に日本も含まれていたようです。さらに、私がタイに長期滞在する人だと思ったみたいです。

 

結局私が合っていたことがわかると、さっきまで「ビザ申請しろ」で一点張りだった審査官が「sorry~~」とヘラヘラしながら謝ってきました。

「なんだそれ😓」と思いましたが、私はとりあえずすぐタイの入国審査に向かいます。

 

 

私はこのとき、例のオランダの方と一緒に移動していたので、「ここでタイムロスしてもどうにかなる!多分あの人は私を外で待ってくれている!」という安心感がありましたが、当初の予定通り全て1人で進めていくことになっていたら、「他の乗客とはぐれてしまうかも」「バスに置いていかれるかも」という不安に襲われていたと思います(笑)

 

(ちなみに、ビザ問題に時間がかかりすぎて、オランダの方は先にタイのイミグレに入ってましたw)

 

 

 

タイ側の入国審査

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タイ側のイミグレは、長いと2時間かかると聞いたことがあります。

私の場合、20分くらいで終わりました。

 

 

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ちなみに、2階フロアに行く前に、1階で書類を書く必要があります。

横長の紙で、入国カードみたいな感じでした。

 

 

 

入国審査官には、旅行に来た理由と滞在期間を聞かれたと思います。

カンボジア出国側の審査官が少し怖かったので「welcome to Thailand~」と最後に笑顔で言われた時には、なんだかホッとしました(笑)

 

 

 

 

バス会社の人と合流

タイのイミグレを出てまっすぐ進むと、左側にバス停のような場所があります。

そこにオレンジ色のTシャツを着ているバス会社の人が立っており、手を振ってくれました。


 

私は渡航前、日本人のブログや動画を見て、バスでの国境越えはどういう手順で進むのかについて予習してはいました。とは言えど、迷子になったらどうしようという一抹の不安も。

しかし、その心配も必要ないくらいイミグレもバスの合流場所も見つけやすかったです。

 

現在観光客がそう多くなく、今回のバス利用者も私を含めて2人しかいなかったことから、バス会社側も乗客を把握しやすかったのではないか、とも思います。

 

バス停には、シェムリアップからポイペトまで運んでくれた運転手とは違う人が立っていましたが、遠くからでもわたしたちを認識していました。(首からカードをかけていたとは言え)

つまり、どういう格好で、どういう特徴の乗客だったのか、という情報が、バス会社の従業員同士で共有されていたのではないでしょうか。

 

今後人の往来がコロナ前に戻れば、バス利用者も増え、バス会社の人も乗客全員を把握しづらくなるのではないかと予想されます。

 

その場合、他の乗客とはぐれないように、素早く行動することが大事だと思われます。

 

 

(余談ですが、以前マレーシアからシンガポールまでバスで国境越えした時よりも、100倍わかりやすい合流場所でした😂)

lantian-moon.hatenablog.com

 

 

 

 

バス会社の人と合流すると、トイレ休憩時間が与えられました。

(この時ものすごくトイレに行きたかったですが、有料トイレに払うコインを所持しておらず、泣く泣く我慢することになりました。)

 

その後、すぐ近くにあるバス会社の事務所まで案内されます。

バス停の近くにケンタッキーが入った小さめの複合施設があるのですが、その裏側に事務所はありました。

 

事務所前に並べられた椅子に座らされ、しばらく待機です。

中国語を話しているおば様方が他のバスに乗るのを見送った後、10分ほど経ってようやくわたしたちもバスへ案内されました。

 

シェムリアップでは座席に持ち込んでいた荷物ですが、今度はトランクに入れる必要がありました。ちなみにバス自体は乗ってきたものと同じです。

バスも一緒に国境越えしてきたようです。

 



出発したのは確か7時半〜8時くらいだったかな?

 

 

 

休憩タイム

9時ごろ、道の駅みたいなところでトイレ休憩が入りました。

戻ってくる時間は特に指定されていません。

 

 

 

(TMI)

私は速攻でトイレに向かいますが、道の駅のトイレにはトイペがなく、泣きそうになりました😂

私はトランクに入れたバッグに、持参したトイレットペーパーを入れてしまっていたのです。トイペは座席に持ち込む貴重品バッグに入れておくべきだったと後悔しました。

(結局、揺れまくるバスの中のトイレを利用しました)

 

 


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道の駅では何も買わないつもりでしたが、結局セブンでこちらを買ってしまいました😂(みるからに高カロリー)

甘すぎない少しビターなチョコソースが中に入った、もちもち食感のパンです。

めっちゃ美味しかった!!

 

 

 

 

到着時刻

スワンナプーム空港周辺を走っていたのが10時ごろ。

バスがカオサン通りに到着する予定時刻は10時。

えっと....あれれ...?

 

 

結局カオサン通りに到着したのは11時20分でした。

予定到着時刻から1時間半オーバー(笑)

1時間程度の遅刻は予想できていたので許容範囲ですが、渋滞している様子も特になかったのに1時間遅れるのか...とは思いました。

 

 

 

 

まとめ

シェムリアップバンコク行きの深夜バスは、

Virakの17USDバス

今回利用したTravel Martの37USDバス

以上の二つがあります。

 

前述した通り、Travel Martにはwifi・コンセント等の設備が整っていることに加え、目的地に10:00着(Virakは12:00着)という違いがあります。

 

しかし、今回の遅延具合を見るに、どっちのバスもそんなに変わらないというか...定刻到着はしないと思います😭

 

また、私は37ドルも払ったのに、結局wifiもコンセントも使えなかったし、軽食の必要性を感じなかったことから、Virakバスでもよかったかなとは思っています。

(ただ、Travel Martのバスは利用者が少ない分イミグレに時間がかからないと予想されます。

その分到着予定時刻が早く設定されている可能性もあるかな、とは感じました。)

 

とりあえず、時間に余裕がある人はVirakの利用で問題ない、と言えるかと思います。

 

 

 

 

旅程次第ではまた夜行バスを使ってホテル代を浮かせたり、時間の有効活用をして行動するのもアリかなとは思っていますが...グレードが高いバスだとそこそこ値段も高いし、1時間ちょっとで行ける飛行機の方が楽だなとは思います(笑)(当たり前〜)

 

 

 

 

 

 

順番が前後しますが、次はバンコクからシェムリアップへの移動と、シェムリアップでの観光について記録を書きたいと思います。