タイ・バンコクからカンボジア・シェムリアップへ向かい、1日観光した時の記録。
▷今回の旅スケジュール
10/12 福岡→タイ
タイ→カンボジア 飛行機
10/13 カンボジア観光
10/14 バンコク 到着
友人と合流した後インパクト・アリーナへ
10/15 コンサート
10/16 バンコク市内で別の友人と合流
バンコク→福岡 深夜便
12日〜14日までは過密スケジュール。
旅行は少し過酷な方が楽しいと思っている節があります。(3年前から変わってない)
バンコク到着
朝5時台の電車に乗って空港に向い、9時10分発スワンナプーム国際空港行きに搭乗しました。
今回利用したのは、コロナ後初めてお目にかかる「Vietjet air-Thailand」。
LCCですが、座席間隔が割と広く、コンセントも使えました。
バンコクに着いたのは現地時間12:52。
その日の内に、飛行機でカンボジアに向かいます。
ドンムアン空港からシェムリアップ国際空港までの便は20:20発だったので、出発までかなり時間に余裕がありました。
スワンナプーム空港からドンムアン空港までの無料バス
スワンナプーム空港からは、ドンムアン空港までの無料バスが出ています。
2階3番出口を出て右手にバス乗り場と受付があります。
そこでドンムアン発の航空券(予約画面)を受付の人に見せれば、乗せてもらう事ができます。
私が到着した時間に近い出発時刻でいえば、13:30、14:00というように、夕方の時間帯を除いて30分間隔でスワンナプーム国際空港を出発するスケジュールです。
所要時間については、公式的には40分で到着するらしいですが、ほぼ1時間かかると見た方がいいと言われています。渋滞に引っ掛かると、2時間近くかかることもあるとか。
余談1-16:40発の飛行機には乗れるのか?!
実は渡航前、16:40発便と、20:20発便のどちらを予約するかで迷っていました。
16:40発便に乗るとすれば、バンコクに到着してすぐにドンムアン空港に向かわなければ間に合いません。そこで最近タイに行った知り合いに確認してみたところ、入国審査は10分くらいで終わったらしく、13:30発の無料送迎バスに乗れれば、16:40便に間に合うと思ったのです。
しかし10月は雨季。さらに今年は浸水被害も酷いとか。
もしスコールに遭遇したら渋滞にはまる、もしくはバスが止まってしまう可能性大。
それで飛行機を逃したら、7000円が無駄になってしまいます。
流石に7000円を水の泡にする勇気はなく...リスクを考え、無難に20:20発便にすることにしました。
しかし、実際のところ、空港の到着ロビーに出たのは13:10、外は快晴。無料送迎バスの場所も非常に分かりやすく、もし16時台の便にしていても間に合っていただろうなと思います🥲
シェムリアップ行きのチケットを確保するのが遅過ぎた事が問題ではありますが、16:40発は7000円前後、20:20発は1万円くらいだったので、値段においても前者の時間にしておけば良かったな、と思いました。
まあ、リスクってそういうものですよね、多分。
3千円で保険を買ったと思うことにしておきます😂(高いよぉぉおお)
ドンムアン空港での暇つぶし
せっかく無料でドンムアンまで行けるし、荷物も多かったので、外には出ずに空港で時間を潰すことにしました。
まずスワンナプーム国際空港の地下で換金した後、近くのタイ料理店で昼食を取ります。
その後、15:00発のバスに乗って早めにドンムアン空港へ向かいます。
無料送迎バスの中には、福岡から一緒に乗ってきた人がちらほら。
ちなみに先程、バスの所要時間は40分とされている、と書きましたが、実際にはやはり55分くらいかかりました。ほんの少し渋滞にはまった程度でこの時間なので、本格的な渋滞だと、もっとかかってしまうんだろうなと思います。
ドンムアン空港は少し小さめかつ古めな空港。
でも利用者は多い印象を受けました。
周辺国や国内の観光地(プーケットなど)に飛んでいる飛行機は殆どドンムアン発着みたいです。
ドンムアン空港の出発ロビーにはコスメショップ、有名なブランドショップなど、古そうな見た目の割にいろんなお店がありました。早めに来て中で暇つぶししてもよさそうです。
ただし、エアアジアの搭乗口近くのご飯屋はほぼ閉まっていたので要注意です。
余談2-突然素に戻る出国審査官
出国審査の際、出国審査官が指紋認証機を拭くために私が立っていた場所に出てきたのですが、何かの拍子に私の足を踏んでしまいました。
その瞬間、しかめ面だった審査官が突然「あ〜〜!」と割と大きい声で叫び、「ごめんなさい!!!(と多分タイ語で言ってた)」と恥ずかしそうに笑いながら謝ってくるという珍事件が起きました。
本当に少しつま先に触れた程度だったのに、めちゃくちゃ気にしていて面白かったです🤣
(究極のTMI)
シェムリアップに到着
シェムリアップ国際空港に到着したのは21:20。
飛行時間はちょうど1時間でした。
飛行機から降りると、徒歩で空港館内に移動させられます。
バス移動は何度も経験ありますが、流石に徒歩移動は初めてでびっくりしましたw
空港の規模で言うと、中国の桂林両江空港みたいな感じです(誰にも伝わらない)
ものすごく小さくて、新しめの空港でした。
日本からの直行便は出ていないみたいですが、中国系の航空会社はちらほら見えました。
シェムリアップ空港でビザの申請
カンボジア入国の際にはビザが必要なので、入国審査前にビザを申請します。
ビジネスビザ、観光ビザ、一年間使えるビザなど様々な種類があるようですが、私は観光ビザを申請しました。
申請には37ドル(約5400円)かかります。
ビザ申請の際、申請するビザの種類、カウンターで何処から来たか、何日間滞在するかを聞かれます。おそらく滞在期間1日の観光客は珍しいのか、「1日?!」と何回か聞き返されました。
ビザの申請費用が思ったより掛かります。
カンボジアに観光に来るのであれば、最低でも3日以上いた方がコスパはいいと思います。
そこだけは、今回失敗したな〜と思ったポイントでした。
シェムリアップ市内の宿泊所へ
空港の到着ロビーには、今回泊まるゲストハウス専属のドライバーさんが、私の名前が書かれたボードを持って待っていました。
彼のトゥクトゥクに乗って、ゲスハまで向かいます。空港から大体20分くらいかかりました。
シェムリアップには安いと一泊250円くらいで泊まれるドミトリー(しかも評価8.0超え)もありますが、私は個室かつ空港からの無料送迎サービスがあるゲスハで一番安かった「バンカオゲストハウス」を選びました。
私はbooking.comで予約しましたが、無料送迎サービスは、自分でゲスハ側にメールで連絡する必要があります。
泊まったゲスハの詳細についてはこちら↓
ゲスハに到着したのは22時くらいだったのですが、既に門が閉まっていました。
さらにフロントには誰もいない...。
ドライバーさんが代わりに探しに行ってくれましたが、なかなか見つからず...。
結局10分くらい待ったと思います🤣(自由すぎ)
案内された部屋はこんな感じ。
宿泊者が1人であっても、ツインルームに案内されると思います😂
以前ベトナムで泊まったホテルと部屋の作りが似ていて、懐かしい気持ちになりました。
東南アジアのホテルって大体こんな感じなのかな。
基本的なアメニティーとタオルは備わっていますが、シャンプーとwifiはありません。
また、私が泊まった部屋はトイレの匂いがかなりキツめでした。
後述しますが、シャワー利用で借りた別の部屋は匂いがなかったので、匂いがない部屋にあたるかどうかは、運次第かもしれません🤣
この日は一日中移動をしていたので、体がグキグキ。(年かな)
翌日はドライバーさんがアンコール・ワットの入り口まで無料で乗せていってくれることになっていました。
待ち合わせ時間は、朝9時半です。
ということで、お風呂を済ませて速攻で眠りにつくことにしました...。
▷アンコール・ワット遺跡群観光1日のスケジュール
さて、翌日のスケジュール(元々計画していたもの)はこちら。
9時半まで ゲスハチェックアウト(荷物預け)
9時半〜 アンコール・ワットへ向かう
〜17時半 アンコール・ワット遺跡群を回る
〜19時 翌日の計画や休憩を兼ねてカフェへ
〜20時 シャワータイム
〜23時 パブストリート周辺をぶらぶら
23時半 ゲスハに戻って身支度をする
0時ごろ 夜行バスの乗車所に向かう
またまた過密スケジュール!!
このスケジュールの中でも、アンコール・ワットからパブストリート、パブストリートからゲスハまでの移動は、トゥクトゥクを利用しなければ難しいだろうな、と思っていました。
しかし、ぼったくりに遭うのだけは嫌。
そこでチェックアウトの際に、「アンコール・ワットからパブストリートまで普通であればトゥクトゥクでいくらかかりますか」とフロントの方に相談したところ、「1日チャーターができるよ」と紹介していただきました。
内容としては、1日トゥクトゥクドライバーさんが付き添って、移動を助けてくれるもの。
アンコール・ワット遺跡群を回るためには、徒歩、トゥクトゥク、バイク、自転車などいろんな方法がありますが、私は1日で主要遺跡を回り切る必要があったので、トゥクトゥクがいいだろうと判断しました。
またチャーター料金はアンコール・ワット遺跡群外での利用も全て含めて1日18ドルと提示されていたので、「それくらいならアリかな...」と思い利用することにしました。
今思えば、アンコール・ワット遺跡群内は自転車を借りて回る方法(前回のアユタヤ観光を参照)でもよかったかなとは思いますが、ゲスハに戻る時とパブストリートに行く際にどっちみちトゥクトゥクに乗る必要があったので、チャーターでよかったと思っています。何より楽ですし...。
ここがアンコール・ワット遺跡群のチケット売り場。
遺跡群からは少し離れた場所にあります。
中はこんな感じになっていて、韓国を始めとする外国人観光客もちらほらいました。
チケットには、1日用、3日用、7日用の3種類があります。
チケット購入窓口には案内人の方がいるので、その人に欲しいチケットを伝えれば、窓口の中の人に伝えてくださります。
私はもちろん1日チケットを購入しました。
クレジットカードで決済可能で、金額は37ドル。有効期限は5日以内です。
当日のみ有効ではないところがいいなと思いました。
このチケット、「アンコールパス」と言うらしいです。
顔写真を数回撮られるのですが、思いっきりよそ見したものが採用されましたw
アンコール遺跡群の周り方
アンコールワット遺跡の回り方。見応えある遺跡だけを観光できる大回り・小回りルートを解説。 | タイ一択
私はこちらのブログ記事を参考にし、小回りルートで回ることを予め決めていきました。
トゥクトゥクドライバーさんと相談した時も、ほぼ同じ地図を出され、「小回りで行きましょう」と提案されました。
私のように1日で回ろうと思っている人は(...あんまりいないと思いますが)、小回りルートがいいかもしれません。
具体的には、①アンコール・ワット→②アンコール・トム&バイヨン等→③タ・ケウ→④タ・プローム→⑤バンテアイクデイ→⑥スラ・スランの順番で回りました。
①アンコール・ワット
10月はまだ雨季ですが、この日も快晴!
アンコール・ワットには朝10時ごろ到着しましたが、既に人は多かったです。
ついでにガイドの営業をかけてくる人も多かったです。
他の遺跡とは違い、アンコール・ワット周辺にいるガイドは皆同じ服を着ていました。
何か規定があるんですかね。
案内は英語(と偶に中国語もいた)、料金は10ドルでした。
私はドル札をほとんど持っていなかったのでお断りしました。
他の遺跡で半強制的にガイドをつけることになって感じましたが、ガイドはあったほうがいいとは思います。歴史背景について教えてくれることはもちろん、見どころを掻い摘んで回ってくれるので効率的です。
アンコール・ワットは12世紀頃できたヒンドゥー教の寺院で、1992年には世界危機遺産、2004年に文化遺産として登録されました。
900年以上もこの世界に存在し、維持され続けてるって...それだけですごい。(レベルの低い感想)
アンコール・ワット遺跡群には外壁や天井部分の修繕工事が行われている寺院も多々あり、ぎりぎりの状態が続いているのかなと考えたりもしました。
こう言う保全費に充てるため、入場費用を高めに設定してあるんですかね。
逆に、外壁や石造が崩れたままの状態にしてある遺跡もあります。
壁面には様々なポーズの女神像があったり、ヒンドゥー教の神話のレリーフがあります。
アンコール・ワットは特に柱の落書きが結構目立ちました。
特に多いのが繁体字で書かれた名前の落書き。
次に西暦が彫られたものなど。「1905」とか「1910」と書かれていたのですが、その年に来て彫ったということなんですかね...?!😨
年号を見ると急にリアルに感じられる歴史の長さ...。しかも1905年なんてアンコール・ワットの歴史で見れば”最近”の話なのが面白い。
元々ヒンドゥー教の寺院として建てられていますが、途中で仏教が信仰されるようになったり、今度は廃仏が始まったり...と宗教的な変遷が繰り返されてきたことが、首のない仏像から伺えます。
第3回路には入場制限があるらしいですが、私が行った時は特に何も言われずに登れました。
ものすごく急な階段なので、足元注意です。
私は小さい頃から何故か階段で怪我しがちなので、ちょっとビビりながら登り降りしました。
第3回路から見る参道の景色が綺麗でした。
ついでに推しともパシャリ。
アンコール・ワットだけでも、回り切るまでに2時間くらいかかりました。
広大な敷地の至る所に人が集まっており、「なんであそこに人がいるんだ...」と思っていましたが、そういう場所は大体写真スポットであることが多いです。
ここもその内のひとつ。
またアンコール・ワットに限らず、遺跡群にはちらほらと猿、野良犬がいます。
食べ物を持つ人間に対して、マレーシアのバトゥ洞窟の猿ほど攻撃的ではなかったです😂
ここでお昼休憩
次にアンコール・トム&バイヨンに向かいます。
こちらは、「写真スポットだよ」と言われて撮った南大門の写真です。
橋の両端には、仏像が並んでいます。気づかなかったけど阿修羅だそうです。
お昼休憩を兼ねて、まず先にアンコール・トム&バイヨンの敷地内にある、ドライバーさんのお友達のレストランにいきました。
メニューを開いてすぐに思いましたが、めちゃくちゃ観光地価格🥲笑
パブストリートのお店だと同じメニューで3ドル前後であることを知っていたので、ものすごく高く感じました。
シェムリアップ空港とアンコールワットまでの無料送迎は、きっと翌日の観光でチャーターしてくれることを見込んだ上でのサービスなんだろうし、その観光客を知り合いのレストランに連れていくことで、仲間内で稼げるシステムになっているんだろうし...ちゃんと観光というビジネスになっているんだな、などと1人で考えてしまいました。(当たり前ですよ)
こちらKhmer Amok 7ドル
お肉は、ビーフ、チキン、ポークの中から選ぶことができ、私はビーフにしました。
Amok(アモック)はカンボジアの代表的な料理で、どのメディアを見ても大体最初に紹介されているほど有名です。
私は調味料を察知できる味覚を持っていないので、数少ない語彙でしか味を表現できませんが、「ココナッツと青野菜の臭みの中に塩気を感じるスープ」という印象でした。
一般的に想像するカレーとは全く別物で、スパイシーさは1ミリもありません。
なめらかで優しい口当たりですが、食べ進めると意外と塩っぱさを感じます。
私は味覚の中でも塩辛いものが一番好きなので、割と好みの味でした。
ご飯と一緒に食べるとちょうどいいです!
②アンコール・トム&バイヨン
さて、お待たせしました。次はアンコール・トム&バイヨンです。
この遺跡群は、クメール王朝の城塞都市遺跡(アンコール・トム)、その中にある寺院(バイヨン)、バプオーン寺院、ライ王のテラス、象のテラスなど盛りだくさんな内容。
観光客の平均滞在時間は2時間とドライバーさんがおっしゃっていました。
この日は立っているだけで汗が噴き出るほど暑い日。さらに午前中アンコールワットで2時間歩いていたこともあり、日傘をさしてノロノロと入口付近を歩いていました。
すると後ろから突然「どこから来たの」と話しかけられます。
「日本です」と答えると、そこからあれよあれよと言う間にガイドが始まってしまいました...。
私はその時ドル札を殆ど持っていなかったので、途中で「ガイドなら結構です」と伝えました。しかし、「これはチャリティーです。僕はボランティアだから大丈夫ですよ」と言われてしまい、そのまま聞くことにしました。
「クメールの微笑み」と言われる四面塔が奥あるのは、見えますでしょうか。
東西南北の四面に観世音菩薩が浮彫られている約3メートルの塔で、全部で46個あるとガイドの人が言っていました(が、調べてみると50以上あるらしいです...笑)
これもアンコールワットの時と同じくヒンドゥー教の女神像だと思うんですが、ポーズが可愛らしいなと思って撮りました。
バイヨンも他の寺院と同様に、ヒンドゥー教と仏教の要素が混じった寺院です。
バイヨンの中に置かれた仏像(レプリカだそう)と四面塔は仏教要素。
一方で壁面に浮彫られた女神像や神話はヒンドゥー教要素。
さらに、そもそもこの寺院は「シヴァ神」というヒンドゥー教の3柱主神の1人を祀る寺院だそうです。シヴァ神の寺院には必ずある「リンガ」(シヴァ寺院に必ず置いてある男性器の象徴)と「ヨーニ」(リンガの台座であり、女性器の象徴)がこちらにも置かれていました。*1
あと記憶が曖昧ですが、ラッキープール?ラッキーウォーター?みたいな名前の井戸があり、そこから器型になっているヨーニに水を引いてくるんだ、みたいなことを...言っていた...気がする(これは聞き流す程度で大丈夫です 笑)
この壁面は、12世紀にバイヨンができるまでを描いたレリーフ。
クメール軍の戦いなど...。
ここは、ガイドの方が教えてくれた撮影スポット。
他にも「ここから撮るといい写真撮れるよ!」と紹介してくれます。
冒頭で書いた通り、半ば強制的ではありましたが、ガイドをつけることによって遺跡の歴史背景を知ることができるし、映えスポットも知ることができるので良いと思いました。
しかし、最後に「子供たちを助けてください」と募金を求められたり(50ドル以上が普通らしい)、ガイド料金はいらないけど水代をください(基本5ドル以上)と言われたりで...遺跡を見終わる頃には精神的にどっと疲れてしまいました。
要求してくるチップ代は妥当な額だとは思うんですが...私は本当に現金がなかったため、払いたいのに払えない状況に心苦しくなったし、「だから払えないって言ったじゃんか...」と思ってしまいました。🥲
アンコール・ワット遺跡群に行く方は、アンコールパス36ドル+30ドルくらいはガイド費として考えておいた方が良いかもしれません。
また、ボランティアガイドを自称している方だと間違った情報を説明している可能性があるので、制服を着たガイドを選ぶようにした方がよさそうです。
この記事を書くために遺跡群の歴史を調べ直していますが、ネット情報とガイドが言っていたことでは若干異なる部分も多く...どっちが正解なのか分かりません...😂
あとアンコール・トム&バイヨンのガイドはボディタッチが多かったり、「いい写真撮れるからスマホかして!」と言ってきたり、警戒心を持たざるを得ない場面が諸所ありました。
何も起きずに済んだのでよかったですが、私と同じように女一人旅の方はお気をつけて...
バプオーン寺院
次に隣にあるバプオーン寺院へと進んでいくと、またまた日本語で話しかけられます。
今度は大学生で、日本語を第二言語としているらしい方。
流石にチャーター代を払えなくなってしまうので、ガイドはお願いできない。
そう思い、予め「ガイドは必要ありません」と伝えますが、「僕はガイドじゃなくてボランティアでやってるから大丈夫だよ」と軽く流されます。(デジャブ)
この「バプオーン」という遺跡、「隠し子」という意味があるそうです。
シャムとカンボジアの戦いの時、国王の王子が匿われた場所だから「隠し子」と名付けられたとか...(これはガイド情報ではなくネット情報)*2
また半ば強制的に始まったガイド。
寺院までの参道の下から写真を撮ってみて!と言われ、やんわり断りましたが、押しが強かったので撮ってみた写真がこちら。
石に穴が開いているのは、当時象を使って材料を運んでいたからだそうです。
アンコール遺跡群には壁に吹き抜けの窓枠みたいな場所がたくさんあります。
この写真も映えスポットとして勧められて撮りました。
右奥に散らばって見える石は、戦闘時に爆弾で建物が崩壊した跡らしいです。
この寺院の一番上にはシヴァ神が祀られており、一般人は入れないよと言われました。
結局、バイヨンの時と同じく寄付と水代を要求されてバプオーン寺院探索は終了しました。
そう言えば「最近日本人は多いですか」といろんな人に聞いていたのですが、人によって「今年は日本人観光客がたくさん来ている」と言う人や「コロナ前に比べるとまだ全然少ない」という人がいました。認識の差があって面白いなと思いました。
ピミアナカス
10世紀末に作られた寺院。
ピミアナカスには「天上の宮殿」という意味があるらしいです。
周りに人がいなさすぎて、ちょっと不気味。
そういえばバプオンにいたガイドに「女の子は1人で行かない方が良い」と言われた場所でした。何となく入らない方が良い気がして、外観の写真だけを撮ることにしました。
アンコールトムの2つの寺院「バプーオン」と「ピミアナカス」 | ベトナム最新情報ブログ(現地在住ライターによるベトナムの記事)
どうやら私が感じた不気味さは勘違いではなかったようです...こちらをみてそう思いました↑
ここは長方形の池。
以前は人々の沐浴場だったそうです。
大きい方は一般人、小さい方は国王が使うプールだったと聞きました。(正確かは不明w)
ライ王のテラス
象のテラスは撮り忘れてしまいましたが、壁面に象の形が彫られている基壇でした。
そしてこちらはライ王のテラスです。
ここは火葬場だったとか、祀られている仏像はライ王ではなく閻魔大王だとか、いろんな説があるみたいですが、全てに共通して「死」が関係しているようです。(ちょっと怖い)
さて、次はタ・ケウへ向かいます。
途中で道路の改修工事みたいなのが行われていました。
5分くらい渋滞していた気がします。
③タ・ケウ
アンコール・ワット遺跡群はそれぞれ各国の協力のもと、修復等が行われています。
タ・ケウは中国でした。他にも中国が協力している遺跡はいくつかありました。
私が到着した時には人が1人しかいませんでした。あんまり人気がない遺跡のようです...。
こちらは、未完成のまま放置されたという珍しい歴史を持つヒンドゥー教寺院です。
寺院の建設途中に落雷したことがきっかけで、中断されたそうです。
ものすごい急な階段がありますが、手すりなし😭
これを登り降りするのは流石に怖いなと思い、断念しました。
そういえば、この遺跡にはレリーフがなかったな...!
④タ・プローム
タ・プロームの修復はインドの協力の元行われたようです。
ここは、12世紀末に当時の国王が母の冥福を祈って建設した寺院です。
他の遺跡のほとんどがヒンドゥー教の世界観や建築技術をベースに作られたことに対し、ここは当初から仏教寺院として建設されました。
至る所で巨木が建物を浸食しています。アユタヤにもこういう遺跡があったような。
日本人に人気の遺跡らしいですが、なんとなく分かる気がします。
自然と建築の融合とか、そういうのが好きな気がする(アバウトやな)
ここは写真スポットとして有名だそうです。
確かに、写真を撮るために数分並ぶ必要がありました。
先ほど冒頭で「外壁や石造が崩れたままの状態にしてある遺跡もあります。」と書きましたが、タ・プロームはまさにそれに当たる遺跡でした。
至る所に崩壊した石造が放置されており、他の遺跡とは明らかに違う空気感がありました。
建物の構造も迷路みたい。
また、仏教寺院として建てられましたが、おそらくヒンドゥー教が広く信仰されていた時代に廃仏されています。
⑤バンテアイクデイ
ここも人気が少ない遺跡でした。私を含め、2人しか人がいませんでした。
森林に突如現れる廃墟的な雰囲気があります。
しかし、夕焼け空をバックに撮った写真は綺麗でした。
ここはヒンドゥー教寺院として建てられたあと、バイヨン、タ・プロームなどを建設した仏教信仰の国王・ジャヤヴァルマン7世によって修復された仏教寺院です。
小回りルートの終盤に来ることが多い寺院だと思います。
人が少なかったからなのか、夕暮れ時の雰囲気がそうさせたのか、少しヒーリング効果がある場所に感じられました。
⑥スラ・スラン
ジャヤヴァルマン7世の沐浴池として作られた池の遺跡だそうです。
こちらのスラ・スランは小回りルートに含まれていない事が多いようですが、バンテアイクデイから歩いてすぐなので、ついでに観に行くことをお勧めします。
スラ・スランで、長かった遺跡観光も終了!
アンコール・ワット、アンコール・トム&バイヨンは2時間、その他遺跡は大体20分〜1時間で回ることができました。
トゥクトゥクの中で夕日を眺めながら、アンコール・ワット遺跡群を後にします。
今回、朝日を見るのは断念したので、夕陽が見れて良かったです。
あまりにも長くなってしまったので、残りは次回に回したいと思います!
*1:
ヒンドゥー教の神・シヴァ神とリンガ信仰 西遊インディア アーカイブス
ガイドの人は説明していませんでしたが、リンガとヨーニが表すことについて、こちらのサイトで詳しく書かれていました。 気になる方は見てみてください。
*2:
アンコールトムの2つの寺院「バプーオン」と「ピミアナカス」 | ベトナム最新情報ブログ(現地在住ライターによるベトナムの記事)