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<中国映画> 2019年版・印象に残った中国映画3選

 

ついに鑑賞済み中国(大陸・台湾・香港)映画が100作品に到達しました。

 

年末ということも兼ねて、2019年版・印象に残った中国映画3選を紹介します。

 

(七月与安生と堕落天使(天使の涙)はツイッターで何回も紹介させていただいたので今回は省略させていただきます(笑))

 

 

 

  1. 春天
  2. 二次曝光
  3. 快把我哥带走

 

 

 

1. 过春天

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⭐️腾讯视频にて視聴済み

中国香港合作

出演者:黄尧、孙阳、汤加文、倪虹洁

 

(あらすじ)

佩佩は、昼は香港の高校に通い、夜は深圳の家に戻ってくるという生活をしている16歳の女子高校生。深圳で共に暮らす母との関係は良好とはいえず、だらしない母にうんざりしていた。一方で、佩佩には金持ちのJoeという親友がおり、彼女との日本旅行を目標にコツコツとお金を稼いでいた。

ある日、深圳へ戻っている最中にとある男性に荷物を押し付けられて逃げられてしまう。のちに密輸していたスマホだと分かるのだが、その時はおどおどしながらも摘発されることなく関税を通過し、荷物を取引先に届けることができた。

また、密輸グループには、以前Joeとヨットパーティに参加したときにいた人たち、そしてその時から好意を抱いていた阿豪(Joeの彼氏)がいたということもあり、阿豪へ近づきたい佩佩はこの密輸グループの運び屋となるが.....。

 

 

(感想)

佩佩の居場所のなさと、阿豪への想いが切なかった。最後にサメを海に放つシーンがあるのだけど、中盤で阿豪がサメが好きだと言っていたので「サメ=阿豪」との決別を表しているのかなと思ったりしました。

 

「过春天」は密輸の隠語として劇中で使われています。

当然密輸は許されることではないので、結末が知れてはいますが....、夢中になって見入ってしまった映画でした。一つ一つのシーンが頭に残る作品です。

 

 

2.二次曝光

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⭐️腾讯视频にて視聴済み

中国映画

出演者:范冰冰、馮紹峰

 

(あらすじ)

美容整形外科に勤める宋其と刘东。うまくいっているように見えた二人の関係だが、刘东の浮気が発覚する。浮気相手の小西は宋其の友達であった。宋其は、小西と部屋であったその日、口論になり、彼女を殺してしまう。

死体を庭に埋めるものの、だんだんと幻覚をみるようになり、捜査も進んでいく中で疑いを掛けられ精神的にも追い込まれていく。終いには小西の捜査を担当していた刑事も誤って轢き殺してしまう。宋其はついに警察に自白するものの、思いもよらない意外な事実が明らかになる。

 

(感想)

ファン・ビンビンの嫉妬と幻覚に狂う演技に吸い込まれ、あっという間に見終わった作品。前半の狂った展開も、後半のどんでん返しも刺激的でワクワクする内容でした。

李玉監督とファン・ビンビンのタッグ作品の鑑賞は「ロストイン北京」、「観音山」に続いてこちらは三作品目(その後「万物生長」も視聴済)でした。どれも少し変わっているというか癖がある内容ですが、ハマってしまう魅力があります。今まで見てきた李玉監督4作品の中でも特に印象に残っているものです。

恋愛映画ばかり見て飽きちゃった人などに是非見て頂きたい話です。

シーンというよりはストーリー全体が衝撃的で印象に残った作品。

 

 

3.快把我哥带走
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⭐️腾讯视频にて視聴済み(VIKI確認済)

中国映画

出演者:张子枫、彭昱畅

 

(あらすじ)

いたずら好きの兄・时分と、その妹の时秒。

兄に毎日のようにいたずらされ、うんざりしていた时秒。

时秒の誕生日当日、かねてから両親の仲は最悪なこともあり、誕生日を忘れられていた。誰にも祝ってもらえない彼女だったが、兄に以前、家族で来て誕生日を祝ってもらった船型のレストランに連れていかれる。

そこで兄に「願い事を言ってみて」、とスマホのアプリのろうそく画面を見せらた。

时秒は「快把我哥带走(兄ちゃんをどっかやって)」と心で唱えた。

 

すると次の日、変化が起きていた。

时秒の親友が、时分に向かって「お兄ちゃん!」と言っていたのだ。

 

親友が自分の立場にすり替わっており、兄にちょっかいを出されている姿を見て微妙な気持ちになる时秒。

ところが、時間が経つにつれて、时分がお菓子のおまけのパズルを集めて新しいスクーターを妹に買ってあげようとしていたことや、離婚しそうな両親をなんとかしようとしていたことに気づく。

兄の愛情を知り、「お兄ちゃんを返して欲しい!」という願いを叶えるために、时秒はどう動くのか....?!

 

 

(感想)

最初はちょっかい出しすぎな时分と私の実兄を重ねて「わかる〜!ムカつくよね〜!」などと思いながら見てたけど、だんだん感動的になり最後には鼻水垂らして泣いてました(笑) 

 

両親にどっちについていくか聞かれたとき、

「もともと貴方達の心の中に私はいなかった。どっちのこともよく分からないから、どっちにもついて行きたくない。私はお兄ちゃんといたい」って言うところ、张子枫の演技が光ってました。

 

親より兄弟の方が自分のことをより理解していることって意外と多いと思うんですよね。

 年齢の差によっては両親より兄弟と一緒にいる時間が長かったりすることもあるため、

両親に言えないことでも兄弟には言える、とかもあると思います。兄弟がいることのありがたさ、理解者がいることのありがたみを再実感することのできる良い作品でした。

感動した印象が強い映画です。

 

 

 

100作品も見れば印象に残るいい映画には、沢山出会うことができました。

 

その中でも特に印象深い3本なので、どれかは誰かの心に何かしらの思いを残してくれるのではないかと思います。

 

気になった方々はぜひ見てみてください💙

 

 

 

 

 

※画像お借りしました。