自他ともに認める節約家(悪く言えばケチ)の私が感じた上海留学に「持ってきてよかったもの」、「いらなかったもの」、「もってこればよかったも」のリスト。
~特大スーツケース二個とリュックを背負って上海へ~
★上海ファッション事情、上海の気候
に関してもまとめているので、よかったら見てみてください。
(多分レアケースなので参考になるかは微妙です)
《持ってきてよかったもの》
→特になし
重要なのは「最初の月」。
健康診断や寮の押金、教科書など各方面でお金が必要となるのが留学開始の月。政府奨学金の給付は9月末、親から与えられたお小遣いは3千元相当。(日本円だと5万円前後)
最初の月に限っては、上記した学習・新生活開始に必要なお金に加え、現地で日用品をそろえ、かつ食費も含めると3千元では足りないと思う。(というか実際に足りなかった)
行く前からそんな気はしていたので、できるだけ自分のお小遣いの範囲外で(親のお金)で買ってもらえるなら買ってもらっとこう~ということで日常生活に必要なものはほとんど日本から持って行った。特大サイズのキャリーケース二個の内、半面は全て日用品を入れていきました。
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上海に持って行ったもの
シャンプー +詰め替え,石鹸,歯ブラシ3本,歯磨き粉
洗顔 +予備,クレンジング,日本のお菓子,レンチンご飯,簡易味噌汁
箸,化粧品、化粧水,単語帳,大量の服、靴3足、バッグ.大量のマスク
薬,パソコン
ちなみにマスクと歯磨き粉、洗顔予備以外はすべて使い切り、使い切れなかったものはだいたい中国のメルカリとも言える闲鱼で売りました。(日本のものは基本定価以上で売れます)
上海に来るときは重くて大変だったけど、初期費用で必要になっていたであろうお金を貯金することができたのでよかった。と最初は思っていました。
しかし!本帰国の際にキャリーケース1つを国際運送で実家まで届けるのに掛かったお金が、中国で日用品を買い揃えるより高額だったので、日本からあれこれ持っていく意味は殆どなかったです!(結論)
自分のお金を節約できる意味では日用品を持って行ってよかった、とは思いますが、帰国時の不便さなど全体的に考えると、もはや中国に持って行ってよかったものはないです。特大キャリーケース は1つで十分だし、現地で何でも揃うのでこだわりがない限りは持っていく必要性はなしかと思う。
《いらなかったもの》
①中国用スマホ
→1年留学の人は故障や盗難の時のために中国用スマホを用意しておいたほうがいい!という記事を見かけてわざわざ日本で買って持って行きました(中古)。
結果、もともと使っていたiPhoneがSimフリーだったのと、使い慣れているということでそっちを使ってしまい、中国用スマホの出番はありませんでした。強いて言えば、動画をダウンロードして旅行中等にみる用として活躍してくれたかな?
でもわざわざ買っていく必要はなかったと思う。必要になったら現地調達で良し。
(詳しくは「中国留学スマホ・銀行カード・VPNの気になるあれこれ」に書いております。)
②大量の服
→こればっかりは持ってきすぎたことを本気で後悔しました。
大量に持っていきすぎた理由として、1週間毎日違う服を着たいのと、中国のファッション事情が全然分からなかった、ということがあります。
しかも現地で買うと高いって聞くし、ダサかったらいやだし…。ということで夏・冬物の服を大量に持って行きました。その量、スーツケース1個半(笑)もはやほとんど服です。
結果、日本から持参した服は何着か捨てる羽目に…。捨てることになるくらいなら持っていかなければよかったと心底思います。
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中国ファッション事情
★ショッピングセンターで売っている服は確かに高い。質もいいかと聞かれるとそうでもない。
★学生は特に、タオバオ(ネットショッピング)で服を買う。私の経験上、留学生は確実にタオバオにハマる。
★韓国で一万ウォンで買っていたような流行りの服が、二分の一の値段で買える。
タオバオの服は安いうえに、今どきの可愛い服、おしゃれな服を扱っています。
自分は元々、安さゆえにわざわざ韓国に服を買いに行くことまでしていた人間だったので、韓国よりも安くて可愛いのはもはやありがたかったです。
質はワンシーズン着てヘタレるくらいなので、良くはないとは思います。もちろん購入する店にもよるとは思いますが。
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上海の気候‐9月留学開始向け
上海に来たのは9月5日で、国慶節の終わりまでは半袖の服を着ていたと記憶しています。それ以降は寒かった。
→銀行開設等の問題もあるため、すぐにネットショッピングが使えないことを考えると、ひとまず夏服は数着持って行っておいたほうがいいと思う。9月スタートであれば、 国慶節が終わる頃にはネットショッピングも使えているはず。
1月に一時帰国し、2月末に上海に戻りましたが、めちゃくちゃ寒かったです。セーター、ダウン等の厚手の冬着を一時帰国で持って帰ってしまったので、3月いっぱいまで寒さに悶えていた記憶がある。
→一時帰国する場合は、全て持って帰ろうとせず、厚手のセーターだけは残しておくといいかも。
③大量のマスク
→うちの親は留学に対して無関心でしたが、唯一「マスクだけは持っていけ」と使い捨てマスク一年分(三箱)を渡してきました。PM2.5が心配だったご様子。
しかし殆ど使いませんでした。上海でも冬だと空気がよくない日がたまにありますが、春~夏にかけてはマスク不要です。1年間でひと箱も使い切らなかったので、持っていくなら10枚セットとか嵩張らない程度の量でちょうどいいです。
(2021年追記:今はコロナウイルスも流行り、現地でマスクを買いやすくなったと思います。当時はあんまりなかった印象。)
《もってこればよかったもの》
①トイレットペーパー
→スーパーで買うとなぜか高い。
芯なしロール買えばまあまあ安いのですが、最初日本から3ロール分くらい持ってきておけば、35元もするトイレットペーパーを買わなくても済んだな~と思います。(完全にケチ目線)
尚、タオバオで買えば芯なしロール8元くらい(10ロール入り)ですが、何せよ中国入りしてタオバオでお買い物できるようになるまではしばらく掛かりますのでね・・・。タオバオ開設までのつなぎとして持ってきておけばよかったと思いました。(やっぱりケチ故の思考な気がする)
学生はクレジットカードよりデビットカードを持っていくほうが安全だと思う。
これに関してはまた別の記事で詳しく説明します。
③薬
痛み止めに関しては沢山持ってきていましたが、風邪薬やイソジンなどは所持していませんでした。極論、これも現地調達すれば問題ないですが、薬は飲み慣れたものの方がいいと思うので、もっと沢山所持しておけばよかったな〜と思います。私の体感では誰もが必ず一回は風邪をひいていました(笑)それぐらいの覚悟で準備して行った方がちょうど良さそう。
《総括》
帰国を目前にした人間から言わせてもらうと、「キャリーは2つでもいいけど1つのほうが楽やで」です。
1年留学の友達は大概大サイズのキャリー2つを持ってきていました。自分もそうだったし、現地での「節約」を重視した持ち物だったため、2つじゃないと絶対足りなかった。
また、学校にもよると思いますが、私が通っていた大学の寮はキャリー2つを置けるスペースは十分にあったので問題ありませんでした。(奨学金生の寮だけかも。キャリー置くスペースがない寮もあるらしい。)
とはいえ、帰国日が確定せず、ずるずると予約日を引き延ばした結果、地元近くの空港まで直行便で片道4万以上するという最悪の展開になってしまいました。(普段は2万くらい)
流石に直行便で4万は惜しいな?!と思い、経由便で帰ることにしたのですが。安めの経由便だと23㎏1つまでならokだが、2つめは追加料金が必要となり、それは嫌だ!ということでキャリー1つを上海から日本へ先に送りました。(結局追加料金くらいの値段になったので、正直国際運送した意味はなかったと思います!余計な手間とお金を費やすことになりました。つまり馬鹿!)
結論、皆が私のような事情になるとは限らないですが、どっちみち荷物が少ないことに越したことはないと思います。なんせ行く時も帰る時もそっちの方が楽だから。
大量の服を持っていかなければキャリー1つで済むと思います。
※こちら留学中(2019年)の7月末に書いた記事を再投稿しています。
※あまり参考にならないと思うのでいろんな方の留学アドバイスを見て自分に合いそうな方法を選ぶのがベストかなと思います!
※国際運送でキャリーの中に荷物を入れた状態で日本まで送る場合
衣類、書物、その他雑貨(化粧品、食品厳禁)という厳しい条件付。
私の場合合計30kg840元。
その後税関で8千円弱追加で請求が来ていたので合計2万円程かかりました。
絶対にお勧めしない方法です。段ボールで衣類運送ならまだマシだと思います。
最後に、最近食べたイケアのソフトクリーム2元