中国留学のスマホ・銀行事情
《最初に》
中国留学中のスマホと銀行カードに関して不安を抱えている人は意外と多いのではないだろうか。
スマホは二個持ち? SIMってどこで契約? などなど…。
私自身留学前、ネット上に留学先の情報があまりなく、スマホ等の情報について先輩や友達に聞いていた。
しかし、それでも到着後に分かったことがたくさんあった。
今回はこれから留学に行く方々のために、記録に残しておこうと思う。
SIM
銀行カード
について詳しく書いているので留学前の方は是非読んでみてください。
※あくまでも私の経験です。すべてが正しいわけではありません。
《スマホ》
本体→日本で华为のタブレットを購入。
中古で5千円くらい。
できるだけ安くて新しめのを買ったつもりだが、結構古かったっぽくて動きが遅い。
しかもOSがGoogleで中国に来てからVPNを繋げないとアプリをインストールできないと判明。
→以降、日本で使っていたiphone(simフリー)を使う。
中国留学で必ず感じるであろうことは「スマホは命の次に大事」。
中国においてスマホはお金でもあり、思い出のアルバムでもあるわけです…。
なくしてしまえば大事なものを二つも失ってしまう。
そういう意味では壊れた時のこと、盗まれた時のことを考えるとこまめにデータをパソコンに移すこと以外にもスマホを二個持ちすることは有効的かと思う。
ちなみに…
歴代の中国留学した先輩は中国用スマホを用意していった人が多かった。
さらに上海で出会った1年留学の人々(特に日本人)は二個持ちが圧倒的に多かった。
<結論>
私は結局中国用タブレットは使わなかったが、万が一のことが気になるならば準備していった方がいいと伝えておきたい。
中国電信ではスマホを買えば月額支払いも安くなる、といった契約もあるみたいなので、現地でスマホを買うのもいいかもしれない。(でも電信は日本人多分契約できない…)
《SIMカード》
中国の携帯キャリアは大きく分けて3つあります(というか私は3つしか知らない)
中国移动
中国电信
中国联通
私が契約したのは移動、友達で多かったのは联通という感じでした。
電信に関しては1人いたけど、中国の友達に身分証明書を代わりに見せてもらうなど協力してもらってやっと契約できたらしい。
《上海師範大学の場合》
私が最初の半年間通っていたのは上海師範大学徐汇キャンパスです。
手続きの手違い等で授業が始まる2週間前に到着してしまったので、自分で携帯を契約しに行くしかありませんでした。しかしこのときに相当泣き目に遭ったんですよね…。
(部屋にwifiなし、香港SIMも買い忘れてきたのでネットがない。)
上海到着の次の日に日本で事前に調べていた大学近くの電信に行く。(本来であれば5分で着くが迷って20分くらいかかった)
そのお店でパスポートを見せて契約したいと言うが、「この住所まで行って」と渡された紙切れ。
「漕溪北路915号」(多分上海の中でもかなり大きい電信のオフィス)と書かれていた。
バスの乗り方も教えてくれたけど、マップももちろん使えないのでどっち方向のバス停かわからず、何回もお店の人に聞きながらバス停探しだけで30分は費やした。最終的には近くの工商銀行に半泣きで入って銀行員に教えてもらってようやくバス停を探せた。
その後バスに乗ると(初めて乗った)、コインじゃないと支払いができないと判明。
その時ピン札の100元数枚しか所持していなかった私は(留学生あるある)マジでどうしよ!と頭が真っ白に。バスの運転手が「おい!さっきの若い女!」みたいな感じでキレてるのが見える。引っ込んでいた涙が再び流れかける…。誰かに頼んで両替してもらわければ…と思っていたら、座っていたおばちゃんがコインを差し出してくれた。
その後お礼を言うと、「ゆっくり勉強していくといいよ、大丈夫」と言ってくれてマジ泣きしました。
(結局何が言いたいかというと、到着してすぐバス使いたいときはコインを用意しておこうね!)
~その後~
何とか到着した徐家汇の巨大な電信だったが、まさかのそこでも「ここでは無理」といわれる結末。到着したとき、達成感でニヤニヤしていたのに、再び目の前が真っ暗闇になった気分でした。
今度は口頭で「中国移动に行って」といわれる。
道順を言われてその通りに行くものの、一向に目的地に到着しない!!
美罗城の华为や近くの銀行、道端のおっさんに聞きながらようやく移動を見つけたとき思ったことは、「マジで香港SIMなんで買わなかったー!」でした。
今だから言える話だけど、道を聞いても何?と聞き返されるし、バスの運転手に怒鳴られるしで中国にきて以来、一番心が折れた経験はこの日です。この日に勝る心が折れた出来事は思いつかない。😂😂
しかも一人だったから宿舎に戻って起きたことを聞いてくれる人もおらず、寂しかった(笑)
聞くところによると、言語学生の入学手続きの時に携帯会社が学校に来ていたらしい。
上海に来る時間を間違えなければ、しんどい目に合わずに難なくSIMゲットできると思います。
<結論>
少し早めに到着する、などであれば必ず移動か联通に行きましょう!
上海師範大学であれば田林路の沃尔玛(ウォルマート)の向かい側にある中国移動が一番近くてわかりやすい場所にあります。
(バスだと上海師範大学前から712,732,946,830,166路のいずれかに乗車、田林路桂林路で下車)
ちなみに私が契約したのは二年間電話番号が使える月59元10GBのプラン。
当時まったくしゃべれなかったので翻訳機を見せたり英語で話して何とか契約できました。
店員は大概英語しゃべれるので問題ないです。プランは年ごとに変わったりすると思うので参考程度でお願いします。
《おまけ》
二つ目の電話番号の取得の仕方は?
中国に来て最初の一か月はツイッターをことごとくロックされた時期でした。(計6回くらい)
※ツイッターは必ず電話番号とメールを登録しておきましょう。垢複数持ちでも…。
電話番号を登録すればロックされないとは分かったのですが、私が所持する電話番号が全て「登録済み」と表示され、登録できない。あまりにもムカついたので(ムカついたので)二個目の電話番号をもらいに行きました。
→3か月間無料、以降月一定額支払いで継続可でした。「二つ目の電話番号がほしい」といえば問題なかったです。
帰国の際の電話番号保存は?
→指定された電話番号に電話を掛け、「停机保号」といえばよいです。
パスポート番号と名前を聞かれます。料金は5元/30日。
例えば1年間番号を保存したければ60元チャージしておけば大丈夫です。お金が入っていれば自然とお金が引き落とされていきます。ひとまず自分は100元分買っておきました。
《VPN》
私がインストールしていったのは「VPNmaster」と「VPNネコ」
前者は無料VPN界でかなり有名だったと思うんですけど…
2019年7月中旬に使い物にならなくなりました…。
→有料VPN登録していったほうがいいかもしれないです。
自分はVPN有料登録していったらスマホめちゃくちゃ使っちゃうだろうな…と思ったのでやめておいたのですが、安全性とか考えると有料の方がいいかもしれないです。
《銀行カード》
銀行カードを作りに行く前に、必ずキャリア契約して電話番号をゲットしてください。
私は順番を逆にしていってしまったので銀行に二回行くという超面倒な展開になりました。
到着してすぐ、学校が銀行カードを作ってくれという案内プリントを留学生に配ると思われます。
そこにもっていくべきものは記されているのでそちらを参考にしてください。
(パスポート、JW201表、録取通知書(入学許可書)を持っていけば問題ないと思います。が、私は心配でいろいろ持っていったので結局何が必要だったのか覚えてないです😢)
銀行では…
信用卡ではなく银行卡を作りたい!と言ってください。
銀行員も英語が喋れるし留学生の扱いに慣れているので手続きは割とスムーズに終わりました。
ただ、電話番号がなかったので後日また来てね、と言われたのが面倒でした…。
※中国工商銀行はいたるところにありますが、日本人はカードを作りにくいと思われます。
(マイナンバーが必要らしい。奨学金生はどっちみち中国銀行でカード作ってと言われると思います…。)
※上海師範大学から一番近い中国銀行は「中国銀行漕河泾支行」です。
上海師範大学前バス停から763路に乗り、漕宝路桂平路で降りてすぐです。
他にも留学で気になること、困ったこと、知りたいことがあったら気軽に質問してください😊
最後に帰国前の上海の空
綺麗✨